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*2014年5月14日撮影
桜が終わって、次々にいろいろな花が咲いています。ツツジやフジ、草花ではクサノオウやハルジオン、そのほかたくさん!
そして蝶やトンボたちも姿を見せ、蜂も飛び回るようになりました。
今日は、花にとりつくクマバチをごらん下さい。
クマバチは大きいのでよく目に付く蜂です。
ブーンという飛行音も大きいので、攻撃的ですぐ刺すという誤解が生まれていますが、クマバチは普通人を襲ったり刺したりしません。
藤の花に取り付いているクマバチです。
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*2014年5月14日撮影
ツツジの花にもぐり込むようにしているクマバチです。
雄しべや雌しべがまるでクマバチを搦め捕っているように見えます。
ミツバチを扱った「みなしごハッチ」とか「みつばちマーヤの冒険」とかのアニメで、ミツバチの社会を襲う凶悪な集団としてクマバチが描かれて、多くの人がクマバチは同族のミツバチを襲う肉食の蜂と誤解してしまいました。蜂を襲う肉食の蜂はスズメバチ(たいていはオオスズメバチ)で、花の蜜や花粉を食べるクマバチはそういう行為をしません。人を刺すこともないので、安心してクマバチを見てほしいとおもいます。
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*2014年5月8日撮影
もういちど藤の花です。
藤の花は花弁をしっかり閉じていて、クマバチの力をもってこじあけないと蜜を吸えないということになっているようです。
藤の花が、花粉を運ぶパートナーとしてクマバチを選んだと考えられています。
クマバチを選んだ花を「クマバチ媒花」というそうです。
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*2014年5月1日撮影
これはちょっと前に、グミの花に取り付いているクマバチを撮ったものです。
逆光であまりよく姿が見えないと思いますが、横から見た姿をそれなりに感じてください。
グミはクマバチだけでなく、マルハナバチなども受け入れているようで、いろいろな虫が飛び回っていました。