さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ムクゲ

2013-07-19 23:52:51 | 樹木

*2013年7月19日撮影

 ムクゲの花が咲き始めました。
 色々な色の花がありますが、これはごく一般的な紫系の花です。

 原産地は諸説あるようですが、奈良時代に中国から渡来したということになっています。
 漢字で「木槿」と書くのは中国名をそのまま使ったから。日本語ではモクキンと読むところでしょうが、ムクゲは音読みだそうです。
 韓国の国花とされています。





*2011年9月22日撮影

 好きな花なのですが、なぜかあまり写真がありません。
 これは2011年の撮影。白い花と奥の方はピンクの花が写っています。白い花は、中心が赤いものとそうでないものとがあります。
 ムクゲにはたくさんの園芸品種があり、いろいろとりまぜて植えられます。花の色の組み合わせも、植える人のセンスということになります。




*2011年9月8日撮影

 これも2011年の撮影。
 ちょっとゼニアオイのような雰囲気の花ですが、これもムクゲとしてはごく一般的な花だと思います。

 ムクゲはこれからしだいに花盛りになって、10月ころまで楽しませてもらえます。





ルリシジミ

2013-07-18 22:33:31 | 昆虫

*2013年7月18日撮影

 シジミチョウがぱたぱたと足下から飛び立ちます。あまり高くは飛びませんが、思いのほか遠くまで飛んでいってしまいます。
 一番見かけるのはベニシジミです。近づいてもなかなか逃げないのがベニシジミです。夏色に変身し始めて雰囲気が変わってきました。
 そのほかによく見かけるのが、このルリシジミです。セリの花にとまっています。
 飛んでいるときの翅の表側の色は青紫色のきれいな色をしていますが、とまったときは翅の裏側しか見せてくれないので、こういう模様になります。
 斑点や模様がヤマトシジミなどより、小さくて色が薄い感じがします。





*2013年6月29日撮影

 なかなか翅を開いてはくれないのですが、ほんの少し開いて、向こう側の翅の表をのぞかせている写真です。
 黒っぽい感じなので雌なのだとおもいます。雌は翅の周囲が黒っぽくて、全体的にあまり青くは見えないようです。
 シジミチョウが飛んでいる姿を見つけると、何という蝶だろうかと期待しながらとまるのを待ちます。それも楽しみのひとつです。
 

 

ヤブカンゾウ

2013-07-17 22:18:09 | 草花

*2013年7月17日撮影

 今も雨が降っています。昨日の夏空はどこへやら、やっぱり今日は梅雨に逆戻り。
 それでも午前中は薄曇りで、少し歩いてくることができました。

 会津の鶴ヶ城公園のあちらこちらにヤブカンゾウが咲いています。
 なぜかノカンゾウは見かけません。ヤブカンゾウは八重咲きで、ノカンゾウは一重咲きなのです。
 カンゾウというのは変な名ですが、漢字表記の「萱草」をそのまま読んだのだそうです。つまり中国から来た植物なのです。
 「萱」の字は「忘れる」を意味して、浮世の憂さを忘れさせてくれる美しい花ということのようです。
 観賞用に栽培されたのだと思います。それで、別名をワスレグサともいいます。





*2013年7月14日撮影

 花のアップです。
 憂さを忘れられるかどうかは別にして、心ひかれる花であることは間違いありません。
 
 カンゾウの春の若芽は食べられることが知られています。
 中華料理では、花のつぼみも「金針菜」として使われます。
 私はいずれも食べたことがないので、いつか試してみたいものと思っています。
 古代に中国から渡ってきたカンゾウは、食用として重宝されたのではないかと私は思っています。





*2013年7月11日撮影

 カンゾウやニッコウキスゲなどの仲間は、Day Lilyといわれます。
 花が一日で終わるからです。次の日には別のつぼみが開くのです。
 毎日咲いているように見えますが、毎日別の花が咲くのです。
 さて、花を眺めていると、葉は大抵見えません。葉は根元からまとめて生えていて、花のつく茎ほど大きくはならないので、見えないのです。
 その葉が写っている写真がこれです。
 なぜか先が切れている葉もありますが、一番下にあるショウブのような葉がそうです。 

わたぐも

2013-07-16 23:20:11 | 

*2013年7月16日撮影

 今日は朝は曇っていたものの、次第に晴れて、昼前には見事な夏空が出現しました。
 何が夏空なのかといえば、光の強さだと思います。山の木々がくっきりと濃い緑色に染まり、そして雲が真っ白です。
 明日からはまた梅雨空に戻るようですが、今日だけは梅雨明けの夏を体験しました。

 というわけで、珍しく雲の写真です。
 本当はもっと雲や空の風情も撮りたいと思っています。これから心がけますので、お付き合い下さい。

 ごく普通の雲。わたぐも。正式には積雲というそうです。
 昼の月が一緒に写って、夏っぽい雰囲気を感じていただけるでしょうか。





*2013年7月16日撮影

 ちょっと変な形の松の梢と広がったわたぐもです。
 夏の空です。

リスアカネ

2013-07-14 23:35:57 | 昆虫

*2013年7月14日撮影

 今日は朝のうち晴れ間が出たので、ちょっと出かけてみたら急に豪雨にみまわれてしまいました。
 それで、その後は終日雨でした。こちらはまだまだ梅雨です。

 赤とんぼを見かけるようになってきました。
 今日出会ったのは、特に色鮮やかなまっ赤なトンボ。翅の先が黒っぽいのでリスアカネだと思います。





*2013年7月11日撮影

 これは咲き始めのヤブカンゾウの花にとまるリスアカネです。
 リスアカネのリスは小動物の栗鼠(リス)ではなく、スイスのトンボ学者の名に由来するそうです。

 今年はなぜかトンボに縁があって、トンボの写真をたくさん撮って名前を調べる日々を送っています。
 それがまた楽しいので、幸せな毎日です。