さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

アカソ

2016-08-21 22:05:36 | 草花

*2016年8月21日撮影

 お盆過ぎには台風が次々にやってくるようになりました。
 今日も台風が3個せまっているというわりには、ひさしぶりにからりと晴れました。猛暑です。

 さて会津の鶴ヶ城のお堀のほとりに咲いている、アカソという草です。
 背景はお堀の水です。





*2016年8月11日撮影

 アカソはイラクサ科ヤブマオ属で、イラクサの仲間であるとともに、カラムシの仲間でもあります。
 これらは麻の一種として衣服の材料として使われてきました。
 それでアカソは「赤麻」と書くのです。
 茎や葉柄が赤いので、赤い麻というわけでアカソなのだそうです。





*2016年8月11日撮影

 カラムシといえば、近くの昭和村というところの特産品がからむし織です。
 たいへん味わいのある素材で、布はもちろん和紙にも加工されています。
 気軽に買える値段ではないのが残念ですが、とても素晴らしい衣服や装飾品などが生産されています。





*2016年8月7日撮影

 今日はお堀の水を背景にした、同じような写真ばかり並べてみました。
 赤い茎の先端についている比較的小さい花序が雌花序で、茎の半ばより下についている大きい花序が雄花序だそうです。
 この写真では、先端の雌花序はよくわかりません。時期が早かったのかも。

ワラビ

2016-08-14 22:03:18 | 草花

*2016年8月14日撮影

 暑いですが、少し過ごしやすくなりました。
 午前中くらいはあまり気温も上がらずに済んでいます。
 このまま猛暑の季節が終わってくれればいいなと思います。

 おなじみのワラビが葉を広げています。
 シダ植物は似たような姿をしているものが多くて、あまり見分けがつきません。
 ただ、ワラビはなんとなく分かります。
 山菜としては有名なゼンマイもなんとなく分かります。コゴミ(クサソテツ)はちょっと自信がないです。
 その他はほとんど分かりません。





*2016年7月24日撮影

 ワラビが思い切り葉を広げている写真です。
 ワラビは思いのほか大きく育ちます。
 背丈が1mを超えるものも珍しくありません。
 そしてたくさん葉が茂ります。





*2016年6月9日撮影

 これはまだ食べられそうな、葉を広げる前のワラビです。
 こういう姿の方がおなじみだと思います。

 ワラビには毒性があって、アク抜きをせずに大量に食べると骨髄障害をおこし大量出血などの危険があります。
 通常はアク抜きをして食べるし、そんなに大量に摂取することはないので安心です。
 ただ、家畜に与えるときなどは注意が必要と言われています。

マユタテアカネ

2016-08-11 22:00:55 | 昆虫

*2016年8月10日撮影

 あいかわらず暑いです。
 それでも朝晩は少し涼しいような気がしますから、ほどなく暑さのピークも過ぎるのではと思っています。

 さてこのトンボはマユタテアカネです。
 例年ならたくさん見かける赤とんぼなのですが、今年はめったに見かけません。
 少し横向きの写真なので、分かりにくいかもしれませんが、顔の前面に黒いつぶつぶ模様があります。
 位置的には鼻の先が黒いという感じなのですが、これを眉毛に見立ててマユタテアカネといいます。





*2016年8月10日撮影

 後ろの方から見たマユタテアカネ。
 これは雌です。
 マユタテアカネの雌には翅の先端が黒っぽくなるものもありますが、これは違います。





*2016年7月24日撮影

 マユタテアカネの雄の写真です。
 顔面の黒いつぶつぶ模様がはっきり見えると思います。
 雄の腹部は雌のような黒い模様がありません。
 雄は成熟すると腹部が真っ赤になるので、これはまだ未成熟の雄と思われます。

 

ナツズイセン

2016-08-07 23:08:10 | 草花

*2016年8月7日撮影

 猛暑の日々が続いています。

 暑さのせいか、クズがものすごい勢いで伸びています。
 例年より蔓延しているのではないかと思うのは、思い過ごしでしょうか。

 そんなクズに囲まれて、ピンクの百合のような花が咲いているのを見つけました。
 本来ならもっと開けた野原に咲くのでしょうが、クズやそのほかの野草に埋もれそうです。
 この花はナツズイセンといいます。
 夏に咲く水仙のような花という意味なのですが、水仙のようなのは葉の形だそうです。
 




*2016年8月4日撮影

 ナツズイセンは花が咲く頃には葉がなくなってしまいます。
 春早くから葉が伸び出し、夏には葉が枯れてしまい、花が咲くというわけです。
 花の頃に葉がないということではヒガンバナに似ていますが、ナツズイセンもヒガンバナ科に属しています。





*2016年8月4日撮影

 はるか昔に中国から渡来し野生化したとされていますが、観賞用に栽培もされてきました。
 多くの園芸種が存在するので、その辺に咲いているからといって、本来の野生種とは限りません。

 存在感のあるとてもきれいな花なので、園芸種だと言われても違和感はありません。

スベリヒユ

2016-08-06 21:31:05 | 草花

*2016年8月6日撮影

 スベリヒユはどこにでもある雑草としておなじみです。
 そのスベリヒユには黄色い5弁の花が咲きます。
 なかなか見る機会のないスベリヒユの花をごらんください。

 さまざまな情報を総合すると、日当たりの良いところでないと花は咲かない、そして、早朝でないと花を見ることはできない、ということのようです。
 早朝といっても8時から9時くらいの間に撮影することができました。





*2016年8月6日撮影

 花のアップです。
 はなびらの先が二つに割れているので、はなびらの数がたくさんあるようにも見えます。





*2016年8月5日撮影

 この写真のスベリヒユは砂利道のはじっこに咲いていたもの。
 上の二枚の写真は畑の中に生育していたまさに雑草ですが、畑の中の方が生育がいいようです。
 栄養状態が違うのでしょうね。

 隣県の山形ではスベリヒユは「ひょう」と呼ばれて、大切な食材です。
 スーパーなどでもきれいに洗って切り揃えられて売っています。
 たいていの人は、畑や空き地などに食用の分を茂らせて、採取して食べると聞きました。
 ゆでてカラシ醤油などで食べるほか、ゆでたものを乾燥させて保存食にもするそうです。