やせたい人のお悩み解決①
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ぽちゃっとしてして可愛いけれど何㌔までやせたらいいの?
160㌢㍍60㌔㌘ですが、器量がいいほうなので、ぽちゃっとして可愛いといわれます。
やせたら今以上に奇麗になるといわれますが、何㌔までやせるのが望ましいのでしょうか。
【回答】
ぽっちゃりしていても健康で、肌にもトラブルがなかったら、やせる必要がないと思いますが、鈴木その子の食養理論に出会ったときは、巷の標準体重の概念より、低くかったうえ(身長-100×0.8)、すべての疑問点が解消したので「これぞホンもの」と思い飛びつきました。
当時は「ごはん」「砂糖」は“ダイエットの大敵”と言われていた中で、「ごはんOK」「和菓子OK」「お酒OK」と奇を衒っているとしか思えない謳い文句でしたが、繙いてみると納得させられることばかりでした。
ですから鈴木その子の、“澱粉を主食とする伝統的な日本型食生活”を続ければ、ダイエットという意識なく自然と理想的な体重になっていきますので、160㌢㍍60㌔㌘で、器量がよいのであれば半年も続けたらピッカピカのイケ女なれることは間違いありません。
パン食べていたらやせられませんか?
ダイエット中ですが給食でパンを食べる機会を余儀なくされます。食べることで効果に悪影響しますか?
【回答】
給食ということはまだティーンエージャーですね。まだ代謝が良いので、給食で与えられたパンを食べるくらいであれば悪影響しないでしょう。
大きな揚げパン出されたらあまり歓迎できませんが、給食以外の食事で“澱粉を主食とする伝統的な日本型食生活を腹八分目”を実行すれば、気になるほどの悪影響は出ないに違いありません。
いわばトータルバランスなので三大栄養素のバランスが炭水化物6、タンパク質3、脂肪1であれば脳と神経が正しく働き、脂肪細胞が適正サイズに是正されていくでしょう。
ケトンが尿中に出るとやせられるのですか?
【回答】
ケトンは飢餓などで糖が不足し体脂肪からエネルギーを産生することを余儀なくされると肝臓で作られ、尿中に排出されるものですが、糖が不足すること自体生命にとって危険なことです。
糖尿病患者のようにインシュリンの分泌がノーマルに行われず、糖が細胞に取り込まれなくなって、ケトンが産生されるケースがあるほどですから、ケトンが尿中に出た出ないということで効果を一喜一憂するのは愚の骨頂といえるのです。
つまり元来ケトンは尿中に出てはいけないのです。
糖が不足することがない“澱粉を主食とする伝統的な日本型食生活を腹八分目”を実行すれば、脳と神経が正しく働き、脂肪細胞が適正サイズに是正されるので、ケトンが尿中に確認されなくても健康的に理想体重が得られるのです。
肉体労働をしていますが、どんな食事をするのが理想なのでしょう。
【回答】
炭水化物、タンパク質、脂肪がエネルギーを産出することができる三大栄養素と言われていますが、肉体労働をするにしても、体の筋肉を動かす指令を出すのは脳です。この時点では脳のエネルギーとして最も相応しいのは炭水化物なので、ご飯やめん、パスタ、パン(低脂肪が理想)などをメインに食べなければなりません。
タンパク質からもブドウ糖を作ることができますが、タイムラグがあるばかりかブドウ糖に作り出すまでに肝臓と腎臓を酷使しますので、運動エネルギーとしては適当だとはいえません。
脂肪は運動エネルギーにはなりますが、消化に時間がかかりますので、即効性がないばかりか、燃焼時の燃えカスが体に良くない影響を醸しますので、お勧めできません。
つまり“澱粉を主食とする伝統的な日本型食生活”が望ましいといえましょう。
お腹の贅肉を落とすにはどうしたらいいのでしょうか。
“澱粉を主食とする伝統的な日本型食生活を腹八分目”を送ることで、男性も女性も内臓脂肪や皮下脂肪を減らすことができます。
停滞期の存在意義
筋肉を増やすことで、基礎代謝量が増えるというのはほぼ定説になっていますが、内臓脂肪を減らそうと思って腹筋を鍛えたり、某(なにがし)のパッドを装着して電気的に腹筋を刺激したりして筋肉量を増やすことができたとしても、食事量をコントロールしなかったり、食事内容が不適当だったりすると、内臓脂肪が減らない場合があります。
気になるのは男性でも内臓脂肪も体重も減ってはいるものの、皮下脂肪が減りにくかったり、皮下脂肪が減っても、余った皮がだぶついて、人前では服が脱げなかったりケースがあります。
鈴木その子の“澱粉を主食とする伝統的な日本型食生活を腹八分目”で順調に体重が減っていっても、停滞期が訪れることが少なくありません。それは脂肪細胞が小さくなってだぶついた周りの組織を修復する際に停滞期が訪れるとのことです。
つまりお腹の贅肉を落とすには、慌てず“澱粉を主食とする伝統的な日本型食生活を腹八分目”を続けることで理想的な体型を獲得できるのです。
摂取カロリーが消費エネルギーを下回れば何を食べてもやせられるのではないでしょうか?
回答は微妙です。
体構成を意識して体タンパクが失われないようにタンパク質を中心に消費エネルギー以下に抑えた場合、本来体タンパクの損失を慮って食べたタンパク質がエネルギーに回されて、体タンパクにはならず、しかもエネルギーになる際に脱アミノ化というプロセスを踏むため、肝臓に負担をかけ、窒素基を排泄するのに腎臓を酷使します。とはいえ、この脱アミノ化というプロセスでかなりエネルギーを消費してしまうので、摂ったはずのエネルギーをほとんど失ってしまう場合もあり(一緒に食べるものの影響はかなり受けます)、“タンパク質は脂肪を燃焼する”と言われる所以です。短期的に健康な人が行うには有効かもしれませんが、浮腫みやすくなるという話も頷けなくはありません。また糖を得るのに使うエネルギーはやはり糖が中心なのでなので、脳や神経が必要とする糖が絶対的に不足を来しますので、情緒にまで悪影響を及ぼします。
脂肪だけをエネルギー源にするというのはあまり現実的ではないので、今流行りの低糖質に焦点を当てて見ます。インシュリンを刺激することがないよう炭水化物を除外した食事内容で(アトキンスダイエットなど)消費エネルギー以下で抑えると、肉好きや魚好きには自由に食べられる印象が膨らむかもしれませんが、糖が得られるのにタイムラグあることと折角摂った脂肪はあまり燃焼に回らず、体内で有効に組織として使われればよいものの多くは無駄な脂肪として蓄積され、体に良くない影響を及ぼします。そういう意味では前者とあまり違いはないといえましょう。
さらに油を加熱調理をすると酸化してしまうばかりか必須脂肪酸の働きを阻害するトランス脂肪酸が発生してしまうため健康被害が憂慮されます。
炭水化物を中心に必要エネルギーを摂取するのが望ましいといえます。とはいえ、カロリー計算は必要なく、澱粉を主食として副食はあくまでも副食の座に置き、油調理をしないで、必要な脂肪は食材から摂るというのが望ましく、昔の樵(きこり)の食事、パプア現地人裸族のサツマイモパワー、2歳の行方不明児の発見で有名になった尾畠氏の質素な食事と肉体美などが語っているように澱粉を中心とする質素な食事でも体タンパクは十分に作ることができ、元気で溌溂としていられるのです。
つまり澱粉を中心とする質素な食事で理想的な体を作ることができるのです。
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