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虐待

2022-04-28 14:51:37 | 日記
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虐待の正体

かつて虐待についてTVから学んだことをまとめたことがある。

 虐待された人は、そのために極度に性格が歪む場合がある。その歪んだ性格が虐待を引き起こす原因と考えらる。
 幼少期に虐待され、我が子を虐待する例は多いと言う。
 虐待による性格の歪みの2つの共通点は…
①異常なほどのキレやすさ。
②強烈な自己嫌悪感。
 虐待が子供の脳や性格に悪影響を与えることが分かってきた。
 虐待する親に多く見られるキレやすいという性格の歪みの原因にはある神経物質の分泌異常が考えられる。その物質とはノルアドレナリンである。ノルアドレナリンの過剰分泌がキレやすく暴力的になる原因だと言う。
 ノルアドレナリン(norepinephrine)とは恐怖や不安を感じた時に脳内で分泌される神経伝達物質である。心拍数や血圧を上昇させ、興奮状態を起こす作用を持つ。生命の危機的状況を回避しなければならないような時に大量に分泌される。さらにこれは怒りの感情をも引き起こすという。............
 通常時にもノルアドレナリンの分泌が過剰だとちょっとした不安や恐怖にも過剰に分泌され、怒りがすぐに湧き上がり、キレやすい性格が形成されると言う。
 幼少期にノルアドレナリンを大量に分泌させるような虐待を何度も受けるとノルアドレナリンを分泌する神経細胞のシナプスが強化される。すると通常の場合でもノルアドレナリンの分泌が過剰なまま定着してしまうのだと言う。するとノルアドレナリンがより過剰に分泌され感情を爆発させ易い。
 さて虐待の世代連鎖と強烈な自己嫌悪感とはどのような関係があるのか。
 虐待された人は自己嫌悪感が強いという研究結果が数多く報告されている。なぜ虐待されると自己嫌悪感が強くなるのだろうか。虐待は「しつけ」の延長として行われることが多い。虐待を受けながら厳しい指摘と叱責を受けることで、自分を低く評価してしまい、自分自身に確信が持てず、不安を抱えて成長してしまい、何かにつけて自己嫌悪に陥りやすい性格が形成されてしまうのではないかと考えられる。
 自己嫌悪感の強い人は相手に原因があるのではなく全て自分に原因があると考える。
そのため普通の人よりもストレスをためやすい。
 子育ては自分の思い通りに行かず様々なストレスを受ける。そのような人は子育てがうまくいかなかったりすると自己嫌悪感にさいなまれることが多く、より強いストレスを蓄積してしまう。そのためキレやすい人にキレる機会を与え、虐待に至ってしまうという。
 それでは虐待が連鎖する人としない人はどのような違いがあるのであろうか。多くの研究から2つの要因が虐待の連鎖に深く関係すると考えられる。
 虐待されキレやすい性格を持つ10代後半の女性19人のノルアドレナリンの分泌量を調べたところ、生後3年以内に虐待を受けた女性のほうが(通常時の)ノルアドレナリンの分泌量がはるかに多いことが明らかになった。つまり生後3年以内の虐待経験は強く脳に影響を与えると言うのである。
 それは脳の神経細胞のシナプスの数は生後2~3歳までにピークを迎えるためである。そしてシナプスの数は12から13歳で一定になる。
 通常時のノルアドレナリンが過剰に分泌されているとキレやすくなる。当然虐待に至る可能性も高まる。
 もう一つの要因は虐待を受けた子供に助けを求められる人がいたかどうかである。
 虐待の連鎖が起こっていない人には親戚の人や保母さんなど相談できる相手がいたケースが多いという。虐待により自己嫌悪感が強まっている時に愛情を注いでくれる存在があれば自己嫌悪感にさいなまれることが少ないからである。自己嫌悪感が弱まれば、自分が親になったときにストレスを蓄積させにくくなり、虐待に至る危険性は軽減するのではないかと考えられる。
 そこで自己嫌悪感の克服法だが、セラピストが悩みを聞き、ストレスを発散させる。そして虐待の原因が自己嫌悪感にあることを理解させる。自己嫌悪感がストレスを蓄積させることを理解させることで、虐待をする時の感情や行為事態が間違っていることに気付く。こうすることで自己嫌悪感を感じやすい性格が少しずつ改善されていく。
 虐待の世代間連鎖を断ち切るには過去を受け止め、乗り越えることが必要…。
こちらにもおこしやす。
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