さいきんの流星光
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京都・国立博物館で行われる「大絵巻展」を観るためにはるばる京都まで行ってきた。

事前の調べでは、京都駅まで7,980円で行けると思っていたら12,000以上かかってしまったのでした。それが二人分だから25,000円。想定外の出費。
それに、土曜だったためか、京都国立博物館の入り口には「40分~50分待ちです」の張り紙。
普段ならぜったい並ばないところだけど、そのためにはるばる京都まで来たんだから帰る訳にはいかない。

けっきょく1時間ほど待ってやっと中へ。
でも中に入っても、部屋ごとに長蛇の列ですよ。
なんでこんなに混んでるの?絵巻ですよ?
結構ゆっくり落ち着いて観られるんじゃないかと思っていた僕の予想を裏切り、初めてパンダが一般公開されたときって、こんな感じだったのかな~。
みんな、絵巻の上に書かれてる説明をじっくり読みながら立ち止まってるから、烈がまったく動かない。
「進みながらご覧ください!」
係員の声が響く中、いらいらしながらの鑑賞となりました。
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絵巻は、やはり漫画のルーツなのか?
その答は…どうなんでしょう。
現代コミックのパイオニア・手塚治虫先生は、ディズニーを意識しながら漫画を作りました。
でも、その前の「のらくろ」とかは、人物(犬だけど)が同じ大きさで描かれていたりして、絵巻に共通するところがあります。
「のらくろ」は、絵巻にしようと思ったら出来ます。
でも、手塚以降の漫画は、できないですよね。
コマごとに人物の大きさが違うから。

でも、やっぱりルーツだな。
昔の人は、ああいうのを読んでだり貸し借りしたりして、新巻が出たらすぐ購入したりして、楽しんでいたんだろうなー。
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国立博物館を後にして、ほっと一息。
とにかく、なんであんなに強く「行かなければ!」と思ったのか思い出せないけど、NHKの「新・日曜美術館」を観ていて急に思い立ったのだった。自分は京都に行く必要がある!そう強く感じたのでした。
いま思うと、本当に行く必要があったのかどうか、わからんのです。

ひょっとしてNHKがカットとカットの間にサブリミナル画像でも入れてたんじゃないのか?
気がつかないうちに催眠術的なものにかかっていたんじゃないか?と思われるのです。
なんか、キツネにつままれたような一日でした。




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