さいきんの流星光
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休日。

特に何の予定を立てるでもなく、
いつか捨てようと思っていたスプレー缶の中身を出来るだけ噴射させて
ゴミ袋にまとめる。

昼は駅前の定食屋で。

家に帰ると眠くなってうとうと。

まあ、頑張らなかった日。

そんな過ごし方をした夜は、必ず嫌な夢をみる。

新聞配達のバイトの初日。
気がつけば朝6時半。

初日から遅刻だ。

全身から汗がどっと出る。

そういえば、どの家に新聞を配るのか知らない。
それを書いた紙をもらっていたっけ。
配るはずの新聞の束のすき間に挟まっていたのかな。
探すけどない。

「ピーンポーン」
玄関チャイムが鳴る。

立っていたのは、バイト面接の時に、
「わからない事があったら何でも彼にきくように」
と指示を受けた若い子だった。

「すいません、あの…」
しどろもどろになっていると、
「あ、今日の配達、もう大丈夫なんで」
「え」
「もう配っといたんで」
「あ」

俺は、何もできない情けない人間だ。
また、どっと汗が出る。

そんな夢。

その日みる夢で、今日、頑張ったかどうかがわかる。
頑張らなかった日は、夢見がわるい。

頑張らないと、休めない。

頑張らないで休むと、しっぺ返しを食らう。
いつからこんなシステムが、僕の体の中に構築されたのかは、わからない。
気がついた時には、すでに完成されていたシステム。

自分の奥底が、危険信号を出しているのに違いない。
フリーランスという立場。
頑張らないと、明日はこない。

今日は、もう少し頑張ってみようか。
夢に追われないように。


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