さいきん絵画に非常に興味を持っている。
昔のイコン画はぜんぜん興味ナシだけど、だんだん新しくなるにしたがって面白くなってくる。
昔は、ぜ~んぜん訳わからん!と思うだけで興味なんて無かったんだけど、どうして最近になって無性に興味が湧いてきたのだろう…。
だいたいどうしてどの絵もボケボケなのだ?
と思ったりしていたっけ。印象派の絵とか。他の絵もボケボケのがあるけど。
でも昨日、新しい解釈を思いついた。
そもそも、ひとの目に映る世界というのはほとんどボケボケなのだ。
視力の関係もあるけど、自分の見ている世界をみても、手前の物以外はピントが合っていないのがわかる。
それを表現しているに過ぎないんじゃないか?
そんな解釈。
それならアフリカの、視力6.0とかの人たちが住む国の絵画はピントぴったりか?と言うと、それは調べてみなければ解らない。
ピカソなどの抽象画もよくわからん。
だけど、岡本太郎は自著の中でこう言っている。
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創るとは決してキャンバスに向かって筆をとり、絵の具を塗ることだけではない。(中略)己れの世界観に新しいホリゾンを打ち開くことが実はクリエートなのである。
【「青春ピカソ」より】
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描いて作品を生み出すだけではなく、観て、自分の中に新しい解釈を誕生させることも「創造的行為」であると言っているのだ。
なるほど。と膝を打ちましたよ。
訳のわからん絵を前にして、
「ナンだ?これは…」
と考えるところから全てが始まるのだと知りました。
■流星光Twitter
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