オーストラリアのシドニー(Sydney)に、さまざまな病気に冒された標本を集めた「Museum of Human Disease(人間の病気博物館)」が開館した。
シドニー郊外の緑あふれる閑静な大学構内にあるこの博物館はかつてニューサウスウエールズ大学(University of New South Wales)の医学生向けの資料館だった。ありとあらゆる病気が人体を蝕んでいくありさまを本物の遺体から集められた2000以上の標本が詳細に示している。
学芸員のロバート・ランズダウンさんは博物館では望ましくない食生活や飲酒、運動不足がもたらす結果を目の当たりに健康を啓蒙するのが目的だとしている。
日本でも「人体の不思議展」や明治から昭和40年頃にかけて「衛生展覧会」が行われていました。趣旨は似たような感じかも。
★シドニーに「病気博物館」がオープン、オーストラリア
★The Human Disease(人間の病気博物館) 標本注意
その他同じような博物館にタイのシリラート病院(別名:死体博物館)とアメリカのムターミュージアムがあります。
★衛生博覧会を求めて荒俣 宏 (著)
★Pathweb, University of Connecticut's Virtual Pathology Museum
★The Internet Pathology Laboratory for Medical Education
★Leicester University - Virtual Autopsy