
バイクで途中まで上がれることを知らずに登山口から急斜面を登ってきた。途中止めようかと思ったが引き返すのが嫌なので頑張って標高1402mの山頂を目指した。
普通の登山道は九十九折りになっているけど、何故かここは一直線。下るのも怖いほどの急こう配は私のような何も知らない人が登っているようです。
くじけそうな気分で山頂まで登ったら、稜線に沿って爽やかな風が吹き上げて気持ちがいい。見下ろすと谷底に梼原の集落ともう片方は麓のポニー牧場や牧場ソフトクリームがある「もみの木」が見えた。苦しい思いをして登ったので石灰岩のカーレンのモコモコが羊の群れのように見えてきた。
頂上には特段何もないけど運が良ければ「源氏ケ駄馬牧場」が放牧している牛に出会えたりします。
あと、こんな所までどうやって資材を運んだのか空海を祀っている祠があったりする。
ここ源氏ケ駄場は源平合戦のころ、逃れ着いた源氏の落ち武者を追ってきた平家軍が、石灰岩を白馬に乗った源氏の大群と間違えて退散したという故事から名付けられたそうです。
ちょっと時間ロスになったが山を目指すアルペニストの気持ちが少しわかった気がする。
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「足摺岬・四万十川・四国カルスト ツーリング」まとめ