土曜日に今年初めてのヒメオオクワガタを見つけました。
当日の主目的はライトトラップでしたが
灯火までの余時間を
いつものようにルッキングでつなぎました。
日時:2020年8月22日 16:50~18:40
天候:曇り・部分的に濃い霧 気温25度前後 無風
標高:約650~1010m
↓ 霧で向こうは見えない
↓ 標高約650m クワガタに人気のヤナギ
↕ ここには5種のクワガタがやってくる
↑ 今回はアカアシのメスとスジクワペア
↓ 標高1000m以上にあるヤナギにもクワガタは集まる
↓ 幹に衝撃を与えて落下 アカアシ オス
↓ カミキリムシも落下
通常、アカアシクワガタの採集は木に衝撃を与えて落下させ
それを拾うのですが
この日は珍しくいつまでも幹に付いたまま落ちない個体がいました。
↓ 画像中央のクワガタが落ちない!
↓ ・・・?
「あれ? ヒメオオや!」
まさかのヒメオオにテンションは上がります。
アカアシクワガタだらけのヤナギに
ヒメオオクワガタが付いていました。
今季初のヒメオオです。
一旦しがみつきモードに入った個体は
なかなか落下はしません。
仕方なく地面にあった枝で
しぶといやつを落としました。
↓ 42mmほどのヒメオオクワガタのオス
よく見るとオオアゴは擦れており、越冬個体みたいです。
林床を見ていると近くに何やら黒いものがもう一つ。
「おっ! ヒメオオのメス」
こちらは残念ながら硬直した死骸でした。
↓ 続いてヒメオオクワガタのメス死骸発見
⇩ ⇩ ⇩
⇩ ⇩ ⇩
このメスは初夏に産卵を終え
その後樹液吸汁するも力尽きたのでしょう。
そろそろ新成虫も出てくる頃です。
棲み分け
私のこれまでの経験では
1本の木に
アカアシクワガタとヒメオオクワガタが付いていることはあまりなく
過去含め数回しか記憶がありません。
恐らく地面や木に付いた排泄物や
生体から漂う匂いを感じ取り
両種あるいは一方が
必要な距離を保とうとしているのではないかと考えています。
↓ リリース前の集合写真
↓ 持ち帰りはヒメオオクワガタの死骸
明るい時間の探索は
アカアシ畑でまさかのヒメオオとなり
気分は上々でしたが
じわりじわりと押し寄せる霧と夕闇に急かされ
灯火場所へと車を走らせました。
灯火の様子は後日覚書します。
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