★星空日記コリメート風goo★

星や旅などの話題を「ひらい」が札幌から発信。2010年開設。2022年7月にteacupからgooへ引越しました。

2025年2月20日の金星

2025-02-23 06:00:00 | 天体の記事
 2月20日(木)の札幌は朝から快晴。

 月齢21のお月様が朝の静けさの中で南西の空に浮かんでいました。

 スマホで6時49分に撮影。翌日の2月21日(金)が下弦です。左下は藻岩山です。月のほぼ真下の白い山の名称を調べてみました。撮影時点の月の方位角は209度。地図で調べてみると自宅から見える札幌岳(標高1294m)の方位角が約209度でした。多分札幌岳でしょう。

 札幌における2月20日の日の出時刻は6時25分。冬至のころは7時03分前後ですからずいぶんと早くなりました。


 11時過ぎに屋上へ行くと、スライディングルーフに積もった雪が直射日光の熱で半分ほど落下していました。雪が積もったままでも屋根は開けられますが、この日は金星を見るため屋根に残った雪を全て下ろします。画像の左上は手稲山。


 13時過ぎに屋根を開け、口径15cm屈折望遠鏡を目盛環を使い金星に向けました。口径40cm反射の方は光軸修正装置を改善中なので、主鏡裏側のカバーの一部を外しています。


 8倍50mm視野7度のファインダーでも金星が月齢3のような形状をしていることがはっきりとわかります。スマホをファインダー接眼部にあてがいコリメート撮影。少し雲が出てきました。
 なお、金星の視直径は43秒角で、このファインダー焦点面の中央刻印(レチクル)の直径は約10分角です。ファインダー焦点面に刻まれたレチクル全体が経年劣化でギザギザになり、焦点面全体に黒いゴミのようなものが固着?して清掃しても取れません。


 スマホを使ってコリメート撮影した金星です。撮影したものをトリミングしテキスト文字を入れただけの補整なし1枚画像です。金星の輝面比は22.7%と細くなってきました。

 金星は2025年3月23日の内合に向け、徐々に細く大きくなっていきます。
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2025年2月のパートナーシップ排雪

2025-02-21 06:00:00 | その他の記事
 パートナーシップ排雪というのは、幅員10m以上の道路は札幌市が全額負担し排雪をしますが、幅員10m未満の生活道路は町内会などが道路長さ1kmあたり50数万円ほどを負担、残りを札幌市が負担して排雪をする制度です。

 なお、除雪は邪魔になった雪を横にどけることで、札幌市での排雪は除雪した雪を札幌市指定の雪捨て場に運搬することを意味します。

 町内会から2月12日(水)に町内会から各戸配布された緊急チラシで、2025年のパートナーシップ排雪は2月14日(金)か15日(土)に行われることが周知されました。
 自宅前に積もった雪は自宅裏へ運搬していますがほぼ満杯状態になったので、2月12日から降った雪は車庫前に積んでおきました。


 自宅前の中通りの様子を2月13日(木)午前中に撮影しました。この状態では車庫から自動車を道路に出せませんが排雪日を待ちます。これでも自宅前で自動車がギリギリすれ違いできる幅員です。


 予定よりも4日ほど遅れの2月18日(火)の午前中に自宅前の中通りの排雪作業が始まりました。タイヤショベル車が本通りまで雪を押し出していきます。これで車庫から自動車が出せます。


 本通りまで押し出された大量の雪は大型ロータリー除雪車によりダンプカーの荷台に積み込まれていき、遠方の雪捨て場まで運搬されます。後方には10台以上のダンプカーが並び雪が積まれるのを待っています。

 雪国ではどこでも除雪や排雪費用が高額負担になっていて、札幌市でも除雪や排雪の方法が論議されています。
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リアルタイム動画によるオーロラの全天投影

2025-02-19 06:00:00 | 天文指導員
 星座早見盤のことで相談があるということで、2月15日(土)に札幌市青少年科学館まで行ってきました。

 その日はちょうど天文指導員さんの定例研修日だったことから、見学許可をいただき研修の最初から最後まで見学させていただきました。

 研修の中で、札幌市天文台スタッフの横山さんが2024年の年末から翌年にかけカナダ北部で撮影されたオーロラ画像がプラネタリウムドームで全天投影されたことに触れておきます。


 「タイムラプスされた動画」をプラネタリウム座席からスマホで撮影。横山さんから撮影とブログ掲載の了承をいただいています。

 ここまでは、オーロラ撮影家のホームページやテレビ番組などでよく見る画像でしたが、驚いたのはこの後です。

 何と、タイムラプスではない本物の動画(1秒間24コマ?)がドームスクリーン一杯(全天)に投影されました。極めて高感度の全天撮影システムと撮影技能・編集技能がなければ制作が難しい動画です。
 全周魚眼レンズで撮影されたリアル動画は、テレビなどの特別番組では味わえないほどの臨場感満載の動画でした。生の音声も秀悦でした。

 私はこれまでアラスカでオーロラを2回堪能しましたが、実際のオーロラの明るさや活発な動きがよく再現されていると感じました。素晴らしい動画に拍手!

 研修終了後、ファミリーレストラン「びっくりドンキー」の2次会?に誘われ7人で2時間ほど歓談。研修後の懇親会に参加したのは数年ぶりです。この前はいつだったか記憶がありません。(笑)
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gooブログのアカウント作成後1000日目になりました

2025-02-17 06:00:00 | その他の記事
 私が2010年3月に開始した「星空日記コリメート風」ブログは、当初「teacup」というブログサービスを利用していました。
 しかし、teacupブログが2022年8月1日に運用を停止、つまり閉鎖です。運用を停止するアナウンスが事前に予告されたことから転居先にgooブログを選択し、2022年の春ごろにgooブログアカウントを作って2025年2月16日で1000日目になりました。

 最後のteacupブログの様子は2022年8月のブログ記事 【 teacupブログの閉鎖直前のカウンター数 】に書いておきました。

 2022年7月18日に全ての引越し作業を終え、同年8月1日にteacupブログは閲覧できなくなり現在に至っています。
 なお、画像データ移行アプリを使用したままなので移行前に投稿した画像は表示サイズが小さくなってしまったうえに、gooブログでは画像をクリックしても拡大できないのが残念です。


 お粗末ながらgooブログ開設から1000日目ということを当日(2025年2月16日)のブログ編集画面で知りました。(笑)

 引越し作業を始めたのが2022年の春ごろと前述しましたが、gooブログのアカウントを開設した正確な日付けがいつなのか失念していたものですから、「修正ユリウス日」というものを使い1000日前のアカウント開設日を調べてみます。

 天文年鑑2025年版20ページの最下部に「2月0日の修正ユリウス日(MJD)=60706日」と記載があります。ということは、1000日目になった2月16日のMJDは、60706日+16日=60722日
 gooブログのアカウント開設日は1000日前なので、60722日−1000日=59722日、つまりMJDが59722日の年月日を探せばいいことになります。
 1000日÷365日≒2年8ヶ月少々 ということで3年前の天文年鑑を見ます。
 天文年鑑2022年版34ページの最下部に「5月0日の修正ユリウス日(MJD)=59699日」と記載があります。

 1000日前のMJDは59722日ですから、59722日−59699日=23日
 つまり、2025年2月16日の1000日前は2022年5月23日と求められました。この日がgooブログのアカウント開設日です。

 このように、過去や将来の経過日数を簡便に求めるには修正ユリウス日(MJD)やユリウス日(JD)を使う方法があります。修正ユリウス日やユリウス日の詳細はWikipediaなどをご覧ください。



 gooブログに引越し後1000日目となる2025年2月16日(日)のアクセス数です。(当日のアクセス数は翌日の0時30分ごろに更新されるので、実質は2月15日の値です。)
 gooブログに引越し後2年8ヶ月間での累計アクセス数は435,756回、引越し前のteacupブログの12年4ヶ月間での累計アクセス数は437,006回ですから、gooブログになってから急激にアクセス数が伸びています。ブログによって閲覧カウント方法が違うはずなので単純な比較はできないと思いますが‥‥‥。


 これは、ブログ管理画面の直近アクセス数のスクリーンショットです。gooブログの開設総数が319万ブログもあることに驚かされます。休眠状態のブログもかなりあると思います。
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1967年に撮影した初めての天体写真

2025-02-15 06:00:00 | 天体の記事
 私が初めて写した天体写真は、青森市内の自宅前で1967年(昭和42年)3月に撮影した星の写真です。


 左側の輝星は木星。ふたご座のポルックスとカストルが木星の右側に写っています。フィルム現像と印画紙への焼き付けはDPE店にしてもらいました。

 当時の詳細な撮影データが残っていません。そこで、木星の位置などから撮影年月日を特定してみました。


 これは、SkySafari というアプリのスクリーンショットです。
 木星の位置関係から大雑把に1967年3月8日から14日ごろまでの撮影ということが判明しました。


 写真をルーペで拡大し調べてみると、木星の近傍に衛星カリストが偶然写っていてその近くに写っている8等星との位置関係から撮影日が特定できそうです。
 オモチャのような貧弱な三脚を使ったので見事にブレて写っています。(汗)


 SkySafari で数日間のシミュレーションをしたところ、撮影日は1967年3月10日(金)と特定できました。

 上記の方法では撮影時刻まで特定できませんが、使用した簡易三脚は水平と垂直にしか動かせなかったことから、撮影アングルから推察するとカメラを南西方向に向け20時前後に撮影したものと思われます。


 撮影に使ったカメラは、父が使っていた1951年製のマミヤ6というブローニー版の蛇腹カメラです。
 テッサーレンズ焦点距離75mm、絞りはF3.5開放、露出は多分10秒ほど。フジフィルムのネオパンSSS(スリーエス〕を使いました。

 札幌市に転居した1967年5月以降は、DPE(フィルム現像や印画紙への焼き付け処理)を自力で行うようになり、フィルムの増感現像やコントラストを強めた印画紙への焼き付けや覆い焼きも可能になりました。
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