★星空日記コリメート風goo★

星や旅などの話題を「ひらい」が札幌から発信。2010年開設。2022年7月にteacupからgooへ引越しました。

口径25cmドールキルハム望遠鏡(接眼部の改良)

2025-01-15 06:00:00 | 25cmドールキルハム望遠鏡
 前回のブログ記事 【 口径25cmドールキルハム望遠鏡(アライメントのテスト2回目) 】からの続きです。

 AZEQ6架台アライメントの都合で天頂ミラー付き接眼部が使えなくなる場合を考慮し、天頂ミラー無しの接眼部に交換できるよう改良というか別の接眼部を追加で作ってみました。


 口径40cm反射に使う予定で10年ほど前に購入していたドローチューブ径が2.5インチタイプの接眼部です。40cm反射の方は3インチタイプの接眼部を使ったので2.5インチタイプは余っていました。

 この2.5インチタイプの取り付けベース部に付いていた5mm厚プレートを利用し、口径25cmドールキルハム望遠鏡の鏡筒取り付けベースに固定します。


 5mm厚プレートにグラフ用紙を貼り、所定の位置4か所にセンタポンチを打ち、5.2mm径の孔を開けます。


 旭精光製の鏡筒取り付けベースにも所定の位置にセンタポンチを打ち、4.1mmの孔を開けます。


 M5タップでネジ切りします。


 鏡筒取り付けベースに5mm厚プレートをM5ネジ4本で固定。


 左が完成した追加タイプの接眼部。右は天頂ミラー付きの接眼部。

 今回自作した口径25cmドールキルハム望遠鏡は、主鏡+副鏡+斜鏡の3回反射なので、追加タイプの接眼部だと裏像になってしまいます。

 次回のブログ記事 【 口径25cmドールキルハム望遠鏡(ピント位置) 】に続きます。
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口径25cmドールキルハム望遠鏡(アライメントのテスト2回目)

2025-01-13 06:00:00 | 25cmドールキルハム望遠鏡
 前回のブログ記事 【 口径25cmドールキルハム望遠鏡(遠征してファーストライト) 】からの続きです。

 2024年12月28日に1回目のAZEQ6架台アライメントテストに続き、2024年の大晦日から2025年の元日にかけ2回目のテストを新冠の高台で行いました。

 色々と試してみたところ、経緯台モードのホームポジションはどうやら真北の地平線のようです。ホームポジションへのセット動作後に鏡筒が向いている座標を表示させたところ、方位角が360度、高度角が0度を示したためです。


 鏡筒は真北の地平線、ホームポジションに向いています。
 鏡筒を架台に取付ける際、鏡筒が向いている方角に向かって「架台の左側」に鏡筒を取り付けることを前提にファインダーの固定位置を決めていました。
 ところが、このような鏡筒の取り付け方法だと上下の高度角運動が逆回転になってしまい、ワンスターアライメントができませんでした。


 そこで鏡筒を主鏡セルの裏側から見て鏡筒を「架台の右側」にしてみました。
 ベガを導入後にアークトゥールスの方向に鏡筒が向きワンスターアライメントがうまく行ったようです。この時点で、初日の出を見るために海岸まで移動しなければならず、経緯台モードで日周追尾できるか確認に至りませんでした。

 2枚目の画像を見ると明らかなように対空ファインダーが下を向いてしまっているのが問題です。このままでは90度俯視の対空ファインダーが使えません。
 また、私の効き目が右目ということを前提にして接眼部を作ってしまったため、鏡筒が2枚目画像のように「架台の右側」だと顔が鏡筒に接しやすくなってしまうので、最悪の場合は接眼部の改善も考慮しなくてはなりません。

 ところで、往復331kmの運転やマイナス7度の寒さの中で手袋もつけずに3時間以上もアライメントのテストで体の抵抗力が落ちていたせいか、帰宅したら帯状疱疹を再発してしまいました。

 3回目のテストはツースターアライメントを試す予定ですが帯状疱疹が軽快するまでテストを自粛します。「架台の右側」に鏡筒を取り付けた場合の対応をあれこれ考える時間はたっぷりあります。

 次回のブログ記事 【 口径25cmドールキルハム望遠鏡(接眼部の改良) 】に続きます。
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2025年の火星接近

2025-01-11 06:00:00 | 天体の記事
 地球よりも外側の公転軌道にある火星の公転周期は約687日、地球の公転周期は約365日です。火星よりも公転速度が速い地球は、平均して約780日(約2年2ヶ月)ごとに火星に追いつき追い越します。この頃に地球と火星が接近し火星は明るく見えます。

 2025年の火星の接近は国立天文台のサイトによると1月12日(日)と予報されています。といっても急激に大きく見え急激に小さくなる訳ではないため、前後1ヶ月ほどは十分大きな火星が楽しめます。


 国立天文台のサイトから一部引用しました。赤文字で表示している地心距離の年は、通称「大接近」と呼ばれています。

 最接近日2025年1月12日の火星の視直径は14.6秒角です。その1ヶ月前と1ヶ月後の視直径は12.8秒角ほどと7割程度の視直径を保っているので、最接近日前後の火星を望遠鏡で観察する際は、大気の揺れが少ない夜に見ることが大事です。


 2ヶ月前にアラスカで撮影した画像を掲載しておきます。かに座に火星、おうし座に木星が写っています。
 7.5mm対角魚眼レンズ、露出20秒、絞りF2.8、感度ISO8000、M127-7537


 最接近の2日前に拡大撮影した火星です。北極冠が白く見えていました。
 自宅屋上のスラィディングルーフを開けたのが1月10日(金)21時05分。その16分後に口径15cm屈折とスマホでお手軽撮影。体調が悪いので本格的機材を使った撮影はお預けです。
 大気の揺れが激しいうえに望遠鏡が外気温に馴染んでいないため、口径40cm反射のほうは火星が躍っているようにボケボケなので、口径15cm屈折で撮影しました。

 21時30分に屋根を閉め撤収しました。屋上に居た時間は僅か25分間でした。気温はマイナス2度。
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帯状疱疹の再発か?

2025-01-09 06:00:00 | 家族の記事
 今から40年前の1985年5月から札幌市南区郊外の滝野という場所に個人用の天体観測所を作っていたとき、作業を開始して3ヶ月後の8月に帯状疱疹を発症しました。
 仕事がシステムエンジニアと忙しかったことに加え、休日になると朝早くから夜まで土木作業と建設作業で疲労が溜まっていたからだと思います。


 自分の観測所を持ちたい一心で、日没後も鉄骨に錆止めを塗っている私です。この数日後に発症しました。
 40年前は左の脇腹に見事な発疹が肋骨に沿ってというか神経に沿って並び、軟膏を塗布し2週間ほどで軽快した経緯があります。その頃は30歳代と若かったので早めに治ったようです。


 時は流れ、2025年の初日の出を新ひだか町の海岸で見終え、帰宅して元日の夕飯を食べていた時のこと。
 右腕の脇の下にちょっとした痛みを感じました。疲労かなと思い早めに就寝。

 1月2日(木)、起床すると右足大腿部にもピリピリとした痛みが出始め、40年前の痛みと似ていたことから帯状疱疹の再発を疑いました。
 元日夜から2日朝に見た初夢はとてもハッピーな良い夢だったのに、現実は帯状疱疹かとガッカリです。

 1月3日(金)、痛む範囲が右肩全体と右脇腹にも広がり、右腕上部に15mm×7mmほどのウイルス性と思える発疹が出ていました。素人判断ですが帯状疱疹に違いないと思いました。

 1月4日(土)、ヒリヒリとした痛みが鈍痛に変化し痛みも3/10ほどの増加。寝返りするたびに痛むため安眠ができません。体温は平熱のまま。

 1月5日(日)、右脇腹にも35mm×15mmの発疹。背中の右側にも広い範囲で発疹が出始め、以上の経過をメモ書きした紙を持って休日当番病院に通院。偶然ですが、私が高血圧治療で定期通院している札幌禎心会病院がこの日の休日当番病院でした。


 私のメインバンクならぬメインホスピタルの札幌禎心会病院です。9時半に病院到着。日曜日の基幹病院なので激混みでした。受付番号は132番。どうやら私の診察は午後になるようです。


 診察待ちで溢れかえる場所から離れ、人がほとんどいないスペースでブログ記事の下書きを書いたりコーヒーブレイクして待ちます。100mほど奥の診察室前は椅子に座れない受診者さんが床に座わるなど大混雑しています。

 30分おきに診察室前のディスプレイで診察の進行状況を確かめました。受付番号の推移をみると、30分間で8人分しか進みません。私の診察時刻は15時過ぎと推察。まあ、これはある程度予想していたことですが、具合が相当悪い人もいて待つのも辛そうです。

 昼少し前から医師が増員されたようです。どんどん順番待ちが減っていき、私の診察開始は13時ちょうどでした。
 救急診察は以前の私の高血圧治療の主治医H先生でした。お久しぶりですと挨拶し経過メモと発疹を見てもらうと「お察しのとおり帯状疱疹ですね」と確定診断。H先生は非番でしたが応援要員として急きょ駆り出されたとのこと。医師も大変です。H先生から「今週中に皮膚科を必ず受診してくださいね」と再受診を促されました。

 会計を終え当番調剤薬局に向かうと、待合スペースが凄い人混みです。最低でも30分お待ちくださいとのこと。病院に戻り先ほどの休憩コーナーで昼ごはん。50分後に調剤薬局へ行き処方された7日分の抗ウイルス薬を手に、帰宅したのは1月5日(日)14時半でした。

 1月6日(月)、母の在宅訪問診療の主治医S先生に母の体調のことで電話すると、
「ひらいさん、帯状疱疹になったんだね」とS先生からいきなり告げられました。
「えっ、どうして知ってるんですか?」と電話口で聞いたところ、
「グループ系列の禎心会病院が激混みだと聞いて電子カルテを見ていたら、ひらいさんが帯状疱疹で受診したのを見つけたんだよ」とのこと。これにはビックリ。
 母の在宅訪問診療の際には私の体調も気遣ってくれるS先生のことを「セカンドオピニオンなどを相談できる私の家庭医」だと勝手に思っています。(笑)

 1月7日(火)、禎心会病院の皮膚科を受診。もっと強力な抗ウイルス薬と軟膏が処方されました。日曜日の激混みに比べると皮膚科はとても空いていて通院・受診・会計・調剤薬局・帰宅に要したのは1時間半でした。しばらく静養します。
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札幌開成高校吹奏楽部OBによる演奏会2025

2025-01-07 06:00:00 | 札幌開成高校
 北海道札幌開成高等学校の吹奏楽部OBによる演奏会「第9回 温故知新」が2025年1月4日(土)に開催されました。

 運悪く私は3日前の1月1日の夕方から帯状疱疹と思われる体調悪化が徐々に始まりましたが、母校OBによる演奏会をどうしても聴きたかったので、会場の札幌市西区「ちえりあホール」まで地下鉄に乗り行ってきました。


 受付の場所にOB会の旗が掲げられていました。札幌開成高校の徽章はNATO「北大西洋条約機構」のマークと似ています。今回で9回目のOB演奏会だそうで9個の星マークが貼られています。コロナ禍を挟み5年ぶりの開催だそうです。


 場内ではスマホの使用はお控えくださいというアナウンスがあったので、演奏が始まる前に撮影。


 今回の演奏プログラムです。
 プログラムと書いてある文字の右側は玉ねぎのイラストですね。当時の校舎は玉ねぎ畑のど真ん中にあって、肥料が撒かれる季節には畑から香水?の匂いが漂ってきました。

 プログラムの別ページには演奏者のお名前と何期生かが書いてあり、開成高校16期生から43期生までとそのお子さんの総勢55人+指揮者(21期生)によって演奏されます。

 演奏を聴くうちに同窓の後輩が世代を繋ぎ現在でも音楽を楽しんでいる様子を強く感じました。頑張っていますね、後輩諸君!
 青春時代を一緒に過ごした仲間たちが合奏すると、その当時にタイムスリップするのでしょうか、演奏は凄い迫力です。


 演奏の中に愉快な演出があったので密かに2枚ほど撮影。演奏終了後にブログ掲載の了解を貰おうと、責任者の方を探しましたが見当たりません。
 そこで、なるべく年長者と思われる演奏者の方にブログ掲載の了解を得ようと試みました。

 トランペット演奏していた男性に事情を話すと、
「いいんじゃないですか。(演奏者の中で)私が16期生で上のほうから2番目なので(責任者に)話しておきますね。どんどんPRしてください。」と言われました。
 了解を頂く際に「開成高校8期生のひらいと申しますが‥‥‥」と言っておいたのが良かったのかも。同窓の先輩という肩書きの威力は絶大です。(笑)
 ということで、主催者の了解が得られたものと勝手に解釈し、盗み撮り?した2枚を掲載しておきます。もし、不都合があれば画像を即刻削除しますね。


 当時の制服を着用し開成高校の校歌と生徒の歌を高らかに歌い上げる歌姫さん(左)と還暦を迎えたという応援団長さん(右)です。校歌と生徒の歌の作詞者は2024年にお亡くなりになった谷川俊太郎さんです。
 なお、開成高校で制服が自由化されたのは1971年で、私が高校3年生の7月のことでした。

 参考画像です。

 私が持っている1970年の生徒手帳(左)と1971年の生徒手帳(中)と当時のバス時刻表(右)です。
 私が立ち上げた天文同好会の後輩の様子が気になり、社会人になって20年ほどは地学準備室にお邪魔していましたが、私が卒業して10年ほど経ったころから各パート毎に練習するブラスの音が複数の教室から聞こえてきたのも思い出のひとつです。


 指揮者さんがドリフターズの「ひげダンス」を披露。あまりの滑稽さに撮影を忘れてしまい踊り終わってから撮影。スマホを構えてすぐにシャッターを押したため、左端と右端の演奏者が欠けてしまいました。

 とても素晴らしい演奏と演出に酔いしれながら地下鉄で帰宅。明日1月5日(日)には休日当番病院を受診してきます。激混みでしょうけど。
コメント (2)
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