札幌市天文台は観測室リニューアル工事のため、2023年3月13日(月)から3月24日(金)まで臨時閉台中でした。
リニューアル後の札幌市天文台がどうなったか気になり、4月29日(土)の午前中に訪問してきました。
中島公園内の小高い丘、岡田山に設置された札幌市天文台です。1958年から65年間ここで天文普及活動を続けてきた札幌市所有の施設です。
2023年の札幌は、例年よりも2週間ほど早く桜が満開となり、中島公園の桜も見事でした。曇りがちの天候だったのが残念。
10時過ぎに中に入ると、1984年に更新された五藤光学製の口径20cmF12アポクロマート屈折望遠鏡で太陽を観望中でした。対応している天文台スタッフ林さんの丁寧な対応が相変わらず見事です。GW中の来客者増に備え、札幌市青少年科学館職員の本田さんが応援で案内業務をしていました。
床が張り替えられていました。最初、絨毯?かと思いましたが、防水タイプの床材でした。天文台スタッフさんが自ら行う掃除が楽そうです。
リニューアル工事で内壁の壁が塗装し直され、天文台スタッフ4人が手作りしていた展示パネルも更新されていました。今回のリニューアルではドームの張り替えが見送られたそうです。
月曜日や火曜日の午後を除き、日中は太陽、金星、明るい恒星などが観望できます。
年間計画に従って年間60日ほどの夜間公開日が設定され、2023年4月時点では予約制で観望可能です。コロナ禍が落ち着けば以前と同じように夜間公開も予約不要の観望に戻ると思います。
私が滞在した1時間ほどで来台した50数人の観客のうち、半数以上が外国の方でした。
帰路は中島公園内をゆっくり歩き、5分ほどで地下鉄中島公園駅へ。
公園内は、GW初日で大勢の人で賑わっていました。子供連れのファミリー、花々の写真を撮るカメラマン、和服を着ながら散策する外国の方、ボートを漕ぐカップル、犬を散歩させる熟年夫婦など春爛漫といった風情でした。
この中島公園、札幌の繁華街ススキノを北側に控え、夜空が街明かりで光害が酷く、一時は郊外へ天文台の移転計画が持ち上がったと聞いています。他都市の事例では最初から夜空が暗く交通の不便な郊外に設置する例が多いようです。
しかし、市民が気楽にフラッと立ち寄れる市民天文台として、利用者数が毎年1万人以上もある数少ない天文台としてこれからも中島公園のままで100年以上存続して欲しいと強く願っています。
単に施設の存在の長さが大事なのではなく、地道な天文普及活動をマンパワーが継続していることに意義があります。その施設を活かすために日々努力している天文台スタッフさん4人の丁寧な市民対応に頭が下がります。
リニューアル後の札幌市天文台がどうなったか気になり、4月29日(土)の午前中に訪問してきました。
中島公園内の小高い丘、岡田山に設置された札幌市天文台です。1958年から65年間ここで天文普及活動を続けてきた札幌市所有の施設です。
2023年の札幌は、例年よりも2週間ほど早く桜が満開となり、中島公園の桜も見事でした。曇りがちの天候だったのが残念。
10時過ぎに中に入ると、1984年に更新された五藤光学製の口径20cmF12アポクロマート屈折望遠鏡で太陽を観望中でした。対応している天文台スタッフ林さんの丁寧な対応が相変わらず見事です。GW中の来客者増に備え、札幌市青少年科学館職員の本田さんが応援で案内業務をしていました。
床が張り替えられていました。最初、絨毯?かと思いましたが、防水タイプの床材でした。天文台スタッフさんが自ら行う掃除が楽そうです。
リニューアル工事で内壁の壁が塗装し直され、天文台スタッフ4人が手作りしていた展示パネルも更新されていました。今回のリニューアルではドームの張り替えが見送られたそうです。
月曜日や火曜日の午後を除き、日中は太陽、金星、明るい恒星などが観望できます。
年間計画に従って年間60日ほどの夜間公開日が設定され、2023年4月時点では予約制で観望可能です。コロナ禍が落ち着けば以前と同じように夜間公開も予約不要の観望に戻ると思います。
私が滞在した1時間ほどで来台した50数人の観客のうち、半数以上が外国の方でした。
帰路は中島公園内をゆっくり歩き、5分ほどで地下鉄中島公園駅へ。
公園内は、GW初日で大勢の人で賑わっていました。子供連れのファミリー、花々の写真を撮るカメラマン、和服を着ながら散策する外国の方、ボートを漕ぐカップル、犬を散歩させる熟年夫婦など春爛漫といった風情でした。
この中島公園、札幌の繁華街ススキノを北側に控え、夜空が街明かりで光害が酷く、一時は郊外へ天文台の移転計画が持ち上がったと聞いています。他都市の事例では最初から夜空が暗く交通の不便な郊外に設置する例が多いようです。
しかし、市民が気楽にフラッと立ち寄れる市民天文台として、利用者数が毎年1万人以上もある数少ない天文台としてこれからも中島公園のままで100年以上存続して欲しいと強く願っています。
単に施設の存在の長さが大事なのではなく、地道な天文普及活動をマンパワーが継続していることに意義があります。その施設を活かすために日々努力している天文台スタッフさん4人の丁寧な市民対応に頭が下がります。
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