あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

桜咲きあとは野となれ山となれ  あきオジ

2012-04-05 06:26:12 | 日記
芭蕉ばかりが俳人ではありまい
山頭火だけが破調の俳人ではあるまい

そんなことを思うのです
それぞれが懸命に自分の形式を探そうとしているのですね。

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昨日、久しぶりにこれまでの句をぱらぱら読みました。
言葉の流れがぎこちなく言葉の選びかたが本格的になさっているのとまるで違っていることに気づき、唖然呆然
まだ、季節だけでなく「思いの季節」というか、年齢を掬うことができていませんね。

まあ、いいか。

負け惜しみのような思いでひとりごとがでました。
毎日続けて10年経ったら振り返りましょうかね。

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今日もまた納豆喰いて朝になり  あきオジ

空振りをしているような春の風  あきオジ

ちょっとまて桜のつぼみもこらえてる  あきオジ

(それぞれの花々には、それぞれの季節があり、暖かさがあるのですね。それを待つのが花々の楽しいところですし、神秘ですね。見る人は変わり、消えていきますが、桜は残ります。その落差が美しさの奥底にあるのでしょうかね。)

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春雨や土の笑ひも野に余り  千代女

夕顔や女子の肌の見ゆる時   千代女

里の子の肌まだ白しももの花  千代女

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寒椿見送りごこちありがたさ  あきオジ

2012-04-05 06:09:40 | 日記
昭和記念公園の寒椿です。

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晴天の真昼にひとり出る哉  一茶

吹かれ吹かれ時雨来にけり痩男  一茶

夕暮や鬼の出そうな秋の雲  一茶

(日本人は、季節に敏感で、春になれば、春のふさわしいちゃんを準備し、着物を選び、歳時記などで季節を大切にします。怠け者の私は、こだわるのも面倒だと言うだけの理由で、服装も俳句も季節を気にしないでいます。そろそろ「可愛いじいちゃん」になって、こだわらなけれけませんね。)

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じっとして待つことさえも桜なり  あきオジ

送り出す桜の季節のせつなさよ  あきオジ

うろたへる入学式の親になり  あきオジ

苦労するそれもありて桜咲き  あきオジ

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桜咲く駅からみえる入学式  あきオジ

2012-04-05 05:47:55 | 日記
今日は神代植物公園に行きましょうか。
神代植物公園の桜は本数は限られていますが
美しいのです。

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暴風のような天気になりました。
大変な思いをした人もいるのではないでしょうか。
大変でした。

お見舞い申し上げます。

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風の明暗をたどる  山頭火

洗えば大根いよいよ白し  山頭火

ひとりの火をつくる  山頭火

(放哉だけでなく山頭火もこんな短い句を作っているのですね。形式を崩すということは、表現形式を失うことになるのですが、きっと、山頭火や放哉の属した結社にはしれなりの主張があったのでしょうね。いくつかの本を読んでみたのですが、よく分かりません。あまり知りたくもありません。私はただ、ふわふわした状態で俳句もどきで十分です。難しい議論や主張は自分のものではありません。それでいいのです。)

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ながい冬越すのがつらき年になり  あきオジ

こりぬなどできはしまい桜がり  あきオジ

思い出もつらき荷物の門出かな  あきオジ

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ちょっとだけエンジン深し家を出る  あきオジ

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家族ネタ、孫ネタ、政治ネタ、病気ネタを取りあげないこだわりを持ち続けましたが、これからは病気とか、振替りなどが多くなってくるのでしょうね。もい、あれこれの「しばり」にこだわるのは止めましょう。

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