あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

櫻散るそれぞれとおき記憶あり  あきオジ

2012-04-23 05:06:58 | 日記
御嶽の景色です。
春から初夏に移るのですね。

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あれおわるこれも終わり夏げしき あきオジ

カードだけ増える財布を放り投げ  あきオジ

終わること美しくあれと春すぎる  あきオジ

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一雨に椿落ち来ん藪の水  荘人

塀越に庭の深さや雉子の声  笑酔

かりそめにはえて桃さく畠かな  心流

(「古句を観る」をときどき開きます。俳句の、あれこれの視点を教えてくれますし、古句を掘り起こす。このような趣味もいいかもしれないと思うからです。愚痴ではありませんが、ここまでこだわり美意識をもてたらいいなと思います。)

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猫がいた停留所にも初夏の風  あきオジ

2012-04-23 04:59:12 | 日記
だんだん、あらゆることがでおうでもよくなり
そして、面倒になってきます。
手紙を出したり
電話したりする相手がいなくなり
そして、一人消え
そして、また、一人消えて行くことを知ることが怖くなります。

老人は一人で楽しむことを身につけなければいけませんね。

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念彼観音力風音のまま夜となる  放哉

障子しめきつて淋しさみたす  放哉

自らをののしり尽きずあふむけに寝る  放哉

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じつとして空を見ている犬がいた  あきオジ

退屈を気にせぬ犬の春が過ぎ  あきオジ

やがてくる夏を夢見て菫あり  あきオジ

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青梅駅忘れてしまった店並び  あきオジ

2012-04-23 04:46:00 | 日記
青梅の商店街は、何とかやっているのだろうか。
そんな思いが浮かび上がってきます。
一昔の雰囲気がそのままです。

それを懐かしいというか
もう、時代遅れというか

でも、自然が豊かで楽しい街です。

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ぬれるだけにぬれてきたきんぽうげ  山頭火

あるけばきんぽうげすわればきんぽうげ  山頭火

若葉のしずくで笠のしずくで  山頭火

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懐かしい景色を探す初夏になり  あきオジ

歩いても戻らぬ時間の長さかな  あきオジ

書きつづるそれだけのこと橋わたる  あきオジ

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