あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

何もない暮らしを続けて春を過ぎ  あきオジ

2012-04-12 06:49:28 | 日記
春の色合いが溢れてきました。
春は春を楽しみ
夏は夏を楽しむ
それでいいじゃありませんか。

きっと、冬の楽しみ方を知っている人は
冬が待ち遠しいのです。

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雪中の温泉もいいですね。
今年、そんな発見をしました。
知らないことは恥ずかしいことではありませんが
ときには、もったいないのかもしれません。

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淡々と今日を終わりて浅蜊汁  あきオジ

明日も雨なすことを確かめる  あきオジ

振り返る顔に菜の花乱反射  あきオジ

2012-04-12 06:33:47 | 日記
神代植物公園です。

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急に菜の花を見たくなりました。
菜の花畑を電車が走る
そんな風景が見たいのです。

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桜より桃にしたしき小家哉  蕪村

(蕪村の教養人としての品格と絵画的手法は現代に近いのでしょうか、品格を感じますね。)

見かぎりし古郷の山の桜哉  一茶

春雨や火もおもしろき鍋の尻  一茶

親里へ水は流るる春辺哉  一茶

(一茶の人恋しいのに不器用。そんなもろさやなげやりの気分が好きです。読んでいるうちに好きな俳人になってきました。)

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ちょっとだけ、他の俳人の句も読んでみようかなという気分になってきました。ちょっと読んでは挫折する。そんな繰り返し。
おっかけおじさんにはなかなかなれないのです。

それでも、取りあげている俳人は、素人の強みで「ぼちぼち」「まあまあ」で読んでいるので退屈したりすることはありませんし。こんな句もあったのかという驚きがあります。知り過ぎることがないので楽しめるのでしょう。

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ぐれぐれも励ましかわす門出かな  あきオジ

2012-04-12 06:12:00 | 日記
神代植物公園です。
植物会館にはいろいろな展示があって楽しいです。

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春眠あかつきを覚えす
この当たり前を取り出した作者も凄いですが
それを「いいな」と感じる人もすごい。

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草霞み水に声なき日ぐれ哉  蕪村

そこそこに京見過ごしぬ田にし売  蕪村

畑うつや動かぬ雲もなくなりぬ  蕪村

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まあいいかあれこれあれど春の川  あきオジ

ひとり言気にもせずに土筆あり  あきオジ

無造作に立ちし漁師や春の駅  あきオジ


スミレ咲く小川残りし住吉町  あきオジ

2012-04-12 06:03:58 | 日記
神代植物園のスミレの会の展示物です。

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わかれて遠い人を 佃煮を煮る  山頭火

窓あけて窓いつぱいの春  山頭火

ひとり住めばあをあをとして草  山頭火

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眠たさも我が身になれし桃の花  あきオジ

影淡く細き腕なる阿修羅像  あきオジ

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