最近の中学生って、以外とリアクションがいいんだねぇ~。ビックリしたぁ~!。
実は、昨日の昼休み、鼻水に関する記録をしていたら、H町中学校の校長先生から突然電話がかかってきたんだ。先生は、友達伝いにボクのケイタイ番号を知ったということを話したあと、ある頼みごとをしてきたんだ。
それで、今日、その頼みごとを果たすべく、仕事をコソっと抜け出すと、H中学校の体育館に行ったんだ。定刻より遅れて着いたんだけど、そこでは厳かな雰囲気で同窓会の入会式が始まっていた。
式次第には『同窓会長挨拶』とか書いてあった。
ボク、会長じゃぁないんだけど・・・ま、いっか、どうでもと思った・・・。
ボクは登壇すると、深々お辞儀をしたんだけど、教頭先生の「気を付け、礼」っていう号令と全くタイミングが合わなくて、失笑を買ってしまった。
そして、その笑いが終わらないうちに挨拶を始めた。
今日は,本校同窓会の会長さんがどうしても出席ができないということで,代理でやって参りました本校第2回の卒業生のhiratakuwaといいます。
はじめまして,こんにちは。ざっくばらんに話しま~す。花粉症でヒドイ鼻声でスミマセン。
(クスクス)
実は,昨日のお昼のことなんですが,突然、校長先生からお電話を頂いて,今日の同窓会入会案内の件をよろしく頼むって頼まれてしまったんですね~。忙しいのにねぇ,こまったもんですよ~。
校長先生は,オジサンがここの生徒だったころ,理科の先生をやっていて,ボクは直接ならったことはなかったけど,センセイはオジサンのことを憶えてらしたんですね~。スゴイですねぇ~、だけど校長センセイは昔から,あのくらいの背の高さで小さかったですねぇ。ちょっと大きくなったかなぁ。前からあんなもんだったかなぁ。
(ややウケ)
ま,そんな冗談はさておいて,すこし,時間を下さい。
君達には関係ないことかもしれないけど,ちょっとだけ昔話をさせて下さい。
オジサンがこの学校に入学したころ,ここには校舎はありませんでした。
お隣のN丘中学校のグランドに急遽建てられたプレハブ校舎に押し込まれたんです。
当時は校内暴力みたいのが流行っていて,「こえぇ~」って思いながら,N丘中の上級生とは接触がないように気をつけていたのを思い出しますねぇ。
2年生になって,ようやく,ここに通学できるようになったんだけど,グランドから不発弾が出てきたりして,やっぱり「お~こぇ~」って思いながら,不発弾処理を遠くから眺めたのを思い出すなぁ~。
(へ~、ってかんじ)
ところで,唐突に、話はかわるんだけど,オジサンは学校がキライでキライで仕方がなかったです。
実は,卒業して間もなくのことだけど,卒業アルバムってあるじゃないですか~,アレを捨てちゃったくらいキライで,この学校にいた事実や記憶を記録から抹殺したかったんだなぁ~。
(なぜか、ここで爆笑!)
なぁんで,そんなにキライだったかっていうと,センセイたちが,っもう,大キライで仕方がなかったからなんだなぁ。
エピソードを一つだけ,お話ししときたいと思います。
実は,オジサン,ここの学校にいたころ,生徒会で副会長かなんかやってて,文化祭の実行委員長をやったことがあるんだ。んで,そのときに,ステージ発表でモノマネ大会かなんかそんな下らんものを企画したんじゃなかったかなぁ。でも,残念ながら,それが実行できたかどうか,今は,もうスッカリ記憶にはないんだけど,そのステージ発表が終わったあとに『事件』は起こったんです。
(エッ!ナニナニ)
ステージが終わってね,みんな楽しい気分で教室に戻ったんだ。するとね,生活指導の先生の声で,突然,校内放送が始まったんだ。
「今から,名前を呼ばれた物~,職員室へ来なさい」って,冷たい声でねぇ~。
クラスの仲のいい友達の名前が順番に呼ばれるんだ~。
そして名前を呼ばれた友達は,大事なものがなくなっていることに気がつくんだ。
みんなで顔を見合わせると「ヤラレタ」って表情になるんだ。
大事なものと言っても,学校に持ってくるべきじゃない雑誌やマンガやゲームだったと思うんだけど,ボクらがステージを楽しんでる間に,センセイたちは勝手に持ち物検査をやってたってことなんだ。
今じゃぁ,そういう行為はプライバシーの侵害だってワメきちらせる時代だけど,そのときに呼ばれた友達は,カーテンで仕切られた部屋で先生たちにボコボコにされたんだねぇ。そういう時代だったんだねぇ。
(エ~!マジデ~、シンジラレナ~イ!)
オジサンはそのとき,自分が企画した文化祭を台無しにされたことや,センセイたちのそんな卑劣な行為がものすごくショックで,まぁ,それは逆恨みってことになるんだろうけど,それから学校の先生と口をきくのをヤメにしたように思うなぁ。そして,卒業するまで学校に対してカゲでいろんな復讐をしたな~。まぁ復讐といっても、だいたいが器物破損だったかなぁ~。
(爆笑)
その復讐に関してはあやまらなくちゃいかんなぁって思ってたから謝ります。・・・・・センセイごめんなさい。
(大爆笑)
ま,そういうワケで,卒業式んときは嬉しくて嬉しくて,だけどキライなセンセイにはばっちし仕返して,卒業したんだなぁ。
(エ~ッ!?)
ま,そんなこんなでねぇ,こんな学校キライだったオジサンがなんでこんなところにいるかっていうと・・・・・,
実は,オジサン,SH小学校で今,PTAの会長をやってるんだけど,ある会合でばったり校長先生と会う機会があって,そのときに,先生はオジサンのことを憶えていてくれたんだねぇ。それで,そのとき,先生と文化祭の話しになって,文化祭のことで先生たちは夜遅くまで会議をやってたって話しを聞かされてねぇ~。先生たちは先生たちでスゴク悩んでたんだねぇ。
オジサンは,学校キライが高じて,住んでる町もキライで,ま,家庭の事情もあったけど,熊本を出たくて出たくて,高校を卒業してからは,熊本をずっと離れてたんだ。だけど,チョッピリ頑張り過ぎたみたいで,あるとき,鬱病っていうやっかいな頭の病気になっちゃって,(ここでも爆笑)30歳のときに療養のために熊本に戻ってきたんだ。今はすっかりよくなったけど,地元に戻ってきたら,懐かしい面々とあうことができたんだぁ。あるヤツは床屋のオヤジ,あるヤツは水道設備のオヤジ,動物園に子供を連れて行ったら,象の飼育担当が友達だったり,はたまた,病院に行って点滴の注射を打ってくれた美人の看護婦さんが部活の先輩だったり,PTAをやってるから保護者のなかに知ってる女の子がいたり、おばちゃんばっかりなんだけどね(ここでもウケた)そんな具合なんだぁ。
まぁ,君達の学校生活がどんなもんだったかっていうのは,ハッキリ言って,オジサンには、マッタク,ワカンナイし,君達がこれからどうなるかも,マッタク,ワカンナイです。
だけど,君達がこの学校を卒業するっていう事実には違いないわけで,その繋がりっていうのが,時と場合によって君達の人生にとって,非常に重要な意味を持つことがあるっていうのも,これまた事実じゃぁないんでしょうか。
今,オジサンがここで喋ってるってことがそういうことなのかもしんないです。
(ウン、ウン、ソーカモ)
校長先生から伺ったことによれば,この中学校を巣立った人々は約6000人だそうです。それが多いのか少ないのかオジサンにはよくワカンナイですが,これら全ての人が同窓会に入会してます。
入会金は500円です。一回こっきりの支払いになっております。
支払われたお金は,10周年とか20周年とかの記念事業で,学校のために有効に使われています。ホントーです。
どうか,ご入会のほど,よろしくお願い申し上げます。
最後になりますが,みなさんに卒業のお祝いを申し上げて終わりの挨拶に代えさて頂きます。
みなさん,卒業,おめでとうございます。
以上!。
最後は、先生の号令に合わせてちゃんとお辞儀をすることができた。
ステージを降りるとき、自然に拍手がワーって沸いきて、前に座っている子たちがお辞儀をしてくれた。
ボクは鼻水が垂れてないかスゴク気になってしまった。
実は、昨日の昼休み、鼻水に関する記録をしていたら、H町中学校の校長先生から突然電話がかかってきたんだ。先生は、友達伝いにボクのケイタイ番号を知ったということを話したあと、ある頼みごとをしてきたんだ。
それで、今日、その頼みごとを果たすべく、仕事をコソっと抜け出すと、H中学校の体育館に行ったんだ。定刻より遅れて着いたんだけど、そこでは厳かな雰囲気で同窓会の入会式が始まっていた。
式次第には『同窓会長挨拶』とか書いてあった。
ボク、会長じゃぁないんだけど・・・ま、いっか、どうでもと思った・・・。
ボクは登壇すると、深々お辞儀をしたんだけど、教頭先生の「気を付け、礼」っていう号令と全くタイミングが合わなくて、失笑を買ってしまった。
そして、その笑いが終わらないうちに挨拶を始めた。
今日は,本校同窓会の会長さんがどうしても出席ができないということで,代理でやって参りました本校第2回の卒業生のhiratakuwaといいます。
はじめまして,こんにちは。ざっくばらんに話しま~す。花粉症でヒドイ鼻声でスミマセン。
(クスクス)
実は,昨日のお昼のことなんですが,突然、校長先生からお電話を頂いて,今日の同窓会入会案内の件をよろしく頼むって頼まれてしまったんですね~。忙しいのにねぇ,こまったもんですよ~。
校長先生は,オジサンがここの生徒だったころ,理科の先生をやっていて,ボクは直接ならったことはなかったけど,センセイはオジサンのことを憶えてらしたんですね~。スゴイですねぇ~、だけど校長センセイは昔から,あのくらいの背の高さで小さかったですねぇ。ちょっと大きくなったかなぁ。前からあんなもんだったかなぁ。
(ややウケ)
ま,そんな冗談はさておいて,すこし,時間を下さい。
君達には関係ないことかもしれないけど,ちょっとだけ昔話をさせて下さい。
オジサンがこの学校に入学したころ,ここには校舎はありませんでした。
お隣のN丘中学校のグランドに急遽建てられたプレハブ校舎に押し込まれたんです。
当時は校内暴力みたいのが流行っていて,「こえぇ~」って思いながら,N丘中の上級生とは接触がないように気をつけていたのを思い出しますねぇ。
2年生になって,ようやく,ここに通学できるようになったんだけど,グランドから不発弾が出てきたりして,やっぱり「お~こぇ~」って思いながら,不発弾処理を遠くから眺めたのを思い出すなぁ~。
(へ~、ってかんじ)
ところで,唐突に、話はかわるんだけど,オジサンは学校がキライでキライで仕方がなかったです。
実は,卒業して間もなくのことだけど,卒業アルバムってあるじゃないですか~,アレを捨てちゃったくらいキライで,この学校にいた事実や記憶を記録から抹殺したかったんだなぁ~。
(なぜか、ここで爆笑!)
なぁんで,そんなにキライだったかっていうと,センセイたちが,っもう,大キライで仕方がなかったからなんだなぁ。
エピソードを一つだけ,お話ししときたいと思います。
実は,オジサン,ここの学校にいたころ,生徒会で副会長かなんかやってて,文化祭の実行委員長をやったことがあるんだ。んで,そのときに,ステージ発表でモノマネ大会かなんかそんな下らんものを企画したんじゃなかったかなぁ。でも,残念ながら,それが実行できたかどうか,今は,もうスッカリ記憶にはないんだけど,そのステージ発表が終わったあとに『事件』は起こったんです。
(エッ!ナニナニ)
ステージが終わってね,みんな楽しい気分で教室に戻ったんだ。するとね,生活指導の先生の声で,突然,校内放送が始まったんだ。
「今から,名前を呼ばれた物~,職員室へ来なさい」って,冷たい声でねぇ~。
クラスの仲のいい友達の名前が順番に呼ばれるんだ~。
そして名前を呼ばれた友達は,大事なものがなくなっていることに気がつくんだ。
みんなで顔を見合わせると「ヤラレタ」って表情になるんだ。
大事なものと言っても,学校に持ってくるべきじゃない雑誌やマンガやゲームだったと思うんだけど,ボクらがステージを楽しんでる間に,センセイたちは勝手に持ち物検査をやってたってことなんだ。
今じゃぁ,そういう行為はプライバシーの侵害だってワメきちらせる時代だけど,そのときに呼ばれた友達は,カーテンで仕切られた部屋で先生たちにボコボコにされたんだねぇ。そういう時代だったんだねぇ。
(エ~!マジデ~、シンジラレナ~イ!)
オジサンはそのとき,自分が企画した文化祭を台無しにされたことや,センセイたちのそんな卑劣な行為がものすごくショックで,まぁ,それは逆恨みってことになるんだろうけど,それから学校の先生と口をきくのをヤメにしたように思うなぁ。そして,卒業するまで学校に対してカゲでいろんな復讐をしたな~。まぁ復讐といっても、だいたいが器物破損だったかなぁ~。
(爆笑)
その復讐に関してはあやまらなくちゃいかんなぁって思ってたから謝ります。・・・・・センセイごめんなさい。
(大爆笑)
ま,そういうワケで,卒業式んときは嬉しくて嬉しくて,だけどキライなセンセイにはばっちし仕返して,卒業したんだなぁ。
(エ~ッ!?)
ま,そんなこんなでねぇ,こんな学校キライだったオジサンがなんでこんなところにいるかっていうと・・・・・,
実は,オジサン,SH小学校で今,PTAの会長をやってるんだけど,ある会合でばったり校長先生と会う機会があって,そのときに,先生はオジサンのことを憶えていてくれたんだねぇ。それで,そのとき,先生と文化祭の話しになって,文化祭のことで先生たちは夜遅くまで会議をやってたって話しを聞かされてねぇ~。先生たちは先生たちでスゴク悩んでたんだねぇ。
オジサンは,学校キライが高じて,住んでる町もキライで,ま,家庭の事情もあったけど,熊本を出たくて出たくて,高校を卒業してからは,熊本をずっと離れてたんだ。だけど,チョッピリ頑張り過ぎたみたいで,あるとき,鬱病っていうやっかいな頭の病気になっちゃって,(ここでも爆笑)30歳のときに療養のために熊本に戻ってきたんだ。今はすっかりよくなったけど,地元に戻ってきたら,懐かしい面々とあうことができたんだぁ。あるヤツは床屋のオヤジ,あるヤツは水道設備のオヤジ,動物園に子供を連れて行ったら,象の飼育担当が友達だったり,はたまた,病院に行って点滴の注射を打ってくれた美人の看護婦さんが部活の先輩だったり,PTAをやってるから保護者のなかに知ってる女の子がいたり、おばちゃんばっかりなんだけどね(ここでもウケた)そんな具合なんだぁ。
まぁ,君達の学校生活がどんなもんだったかっていうのは,ハッキリ言って,オジサンには、マッタク,ワカンナイし,君達がこれからどうなるかも,マッタク,ワカンナイです。
だけど,君達がこの学校を卒業するっていう事実には違いないわけで,その繋がりっていうのが,時と場合によって君達の人生にとって,非常に重要な意味を持つことがあるっていうのも,これまた事実じゃぁないんでしょうか。
今,オジサンがここで喋ってるってことがそういうことなのかもしんないです。
(ウン、ウン、ソーカモ)
校長先生から伺ったことによれば,この中学校を巣立った人々は約6000人だそうです。それが多いのか少ないのかオジサンにはよくワカンナイですが,これら全ての人が同窓会に入会してます。
入会金は500円です。一回こっきりの支払いになっております。
支払われたお金は,10周年とか20周年とかの記念事業で,学校のために有効に使われています。ホントーです。
どうか,ご入会のほど,よろしくお願い申し上げます。
最後になりますが,みなさんに卒業のお祝いを申し上げて終わりの挨拶に代えさて頂きます。
みなさん,卒業,おめでとうございます。
以上!。
最後は、先生の号令に合わせてちゃんとお辞儀をすることができた。
ステージを降りるとき、自然に拍手がワーって沸いきて、前に座っている子たちがお辞儀をしてくれた。
ボクは鼻水が垂れてないかスゴク気になってしまった。
なーんかジーンときたよ。
それが、絶世の美女だったりしたら・・・、そのとき、ボクはどうしたらいいんだろう、・・・・食事くらいには誘ったほうがいいのかなぁ・・・(悩)。