犠牲となった方々の恐怖と苦しみ、愛する人を亡くした方々の悲しみ、避難を強いられている方々の苦労を、ボクは理解することができない立場にいます。
そんな戯れ言を垂れ流すヒマがあったら、何か行動を起こせというお叱りの声が聞こえてきそうです。
震災や地震に伴った原発災害への対応について、政府や電力会社が非難されている向きがあります。官房長官や電力会社の幹部の淡々とした説明態度は、なにか危機感の欠如にも見えてしまうのですが、それは、対応に際して冷静さを維持するための必要な姿勢なのかもしれません。
しかし、現場で行方不明者の捜索や復旧に携わっている方々や医療関係の方々が、今、必死に頑張っている姿は想像できます。
おそらく、原発事故の現場では、混乱の中、命懸けの不眠不休の復旧作業が続いていると思います。そして、このような現場は、現在、数多あるように思います。
数年前、熊本の中山間地域で起こった豪雨災害。
そのとき、ボクはある地すべり現場にいました。
高標高地の集落に続く1本道の道路下の急斜面部が数10mにわたって崩壊。
道路にも亀裂が走っていました。
道路もろとも崩壊する危険がありました。
あのときの行動が本当に正しかったのかどうか今でもわかりません。
現場は、まだ強い雨が降っていました。
ですが、ボクはその山に入っていきました。
これから起こりうる崩壊の範囲を確定するために。
道路より上、数10m入ったところに、やはり亀裂がありました。
想定された範囲は長さ100m、幅50m。
これが一度に崩壊すれば、甚大な被害になることは明らかでした。
こういうときにできることは限られています。
亀裂を塞ぎ、水の流入を防ぐこと。
車にはいくらかのビニールシートを準備していました。
現地を案内してくれた役場の人と集落に住まいの年配の方と3人で、豪雨の中、ロープを使ってビニールシート張りました。
雑木や下草の茂った場所でのこの作業は、崩壊に対して屁のつっぱりにもならないかもしれないとも思いましたし、2次災害に巻き込まれることも承知していました。
しかし、今はこれしかできない。
できることをやるしかない。そう思いながら、その作業を続けました。
幸い、大崩壊には至らなかったのですが、住民の方には数日避難をして頂くというご迷惑をお掛けしました。町長から判断を任されていました。
ボクの経験した現場なんて震災に比べればほんとに小さいものです。
だけど、ボクにはわかります。
多くの方々が、今、必死で頑張っている姿が。
今のボクにできることは、頑張っている人々を信じて応援すること。
これしかありません。
頑張れ!日本!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/0e/8a11e1655a522e743995bcc2a6599a32.jpg)
そんな戯れ言を垂れ流すヒマがあったら、何か行動を起こせというお叱りの声が聞こえてきそうです。
震災や地震に伴った原発災害への対応について、政府や電力会社が非難されている向きがあります。官房長官や電力会社の幹部の淡々とした説明態度は、なにか危機感の欠如にも見えてしまうのですが、それは、対応に際して冷静さを維持するための必要な姿勢なのかもしれません。
しかし、現場で行方不明者の捜索や復旧に携わっている方々や医療関係の方々が、今、必死に頑張っている姿は想像できます。
おそらく、原発事故の現場では、混乱の中、命懸けの不眠不休の復旧作業が続いていると思います。そして、このような現場は、現在、数多あるように思います。
数年前、熊本の中山間地域で起こった豪雨災害。
そのとき、ボクはある地すべり現場にいました。
高標高地の集落に続く1本道の道路下の急斜面部が数10mにわたって崩壊。
道路にも亀裂が走っていました。
道路もろとも崩壊する危険がありました。
あのときの行動が本当に正しかったのかどうか今でもわかりません。
現場は、まだ強い雨が降っていました。
ですが、ボクはその山に入っていきました。
これから起こりうる崩壊の範囲を確定するために。
道路より上、数10m入ったところに、やはり亀裂がありました。
想定された範囲は長さ100m、幅50m。
これが一度に崩壊すれば、甚大な被害になることは明らかでした。
こういうときにできることは限られています。
亀裂を塞ぎ、水の流入を防ぐこと。
車にはいくらかのビニールシートを準備していました。
現地を案内してくれた役場の人と集落に住まいの年配の方と3人で、豪雨の中、ロープを使ってビニールシート張りました。
雑木や下草の茂った場所でのこの作業は、崩壊に対して屁のつっぱりにもならないかもしれないとも思いましたし、2次災害に巻き込まれることも承知していました。
しかし、今はこれしかできない。
できることをやるしかない。そう思いながら、その作業を続けました。
幸い、大崩壊には至らなかったのですが、住民の方には数日避難をして頂くというご迷惑をお掛けしました。町長から判断を任されていました。
ボクの経験した現場なんて震災に比べればほんとに小さいものです。
だけど、ボクにはわかります。
多くの方々が、今、必死で頑張っている姿が。
今のボクにできることは、頑張っている人々を信じて応援すること。
これしかありません。
頑張れ!日本!
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