濃飛樹脂軌道

おもちゃ修理、鉄道玩具「プラレール」、独立型ソーラー発電、電気自動車など、理系技術系の話題がメインです。

オフグリッドで原発のいらない暮らしへ-2

2018-03-13 18:55:54 | カルチャー・メディア
東日本大震災そして福島原発事故から丸7年。
…当時あれほど騒がれた脱原発も今や政府与党の勢いにかき消されようとしています…いやはやなんとも嘆かわしや。

そりゃそのはず、声だけ陳情だけではやっていけるはずがありませんって。
最低でも「未来のあたりまえ・オフグリッドで原発のいらない暮らしへ」と「わがや電力」の両著者が言う分には実践力を伴い、共感も得られるのです。
両者とも既に配電線とは無縁の暮らしをしており、原発のあり方に懐疑的で電力会社と組まない生き方を推進しています…そうしてはじめて世間の人々はついてゆくというもの。
前者の著者は将来電気自動車を買うべきだと力説。たしかにそれで石油を買うことがなくなれば国富も海外へ流出しにくくなるから納得。

自分も徐々にその方向に向かいつつあります。
手始めに12V/100Wオフグリッドソーラー、次に自宅太陽光発電&エコキュート導入、軽自動車買替えのタイミングで電気自動車を導入…あとは蓄電池の導入を待つだけ。
まだ蓄電池の価格が高く導入には至りませんが、電気技術者の強みを生かして自作で何とかする方針です。
蓄電システムなどソーラー蓄電ショップサイトには様々な商品がありどれを買えばよいか悩みますが、見て色々想定するだけでも楽しいです。

今までオフグリッドソーラーへ使ったお金は10万円近くかもしれません…しかし先行投資は無駄にならず、長期運用で一番お金が嵩むバッテリー代はソーラーパネル&コントローラーの費用を上回っておらず安泰。その経験が将来の自宅ソーラー発電設備の運用方法にヒントをくれました。
なるべくバッテリーに頼らない運用方法として、昼間の負荷を増やす、各種二次電池(ニッケル水素・リチウムイオンなど)の充電を併用するなどして鉛蓄電池の容量不足を補ってきました。

自宅太陽光発電の欠点として、蓄電機能がなく配電線停電時にはパワーコンディショナー(パワコン:電力変換装置)の能力の半分程度しか発電しないなどの欠陥が挙げられます。
自分もこの点は不満に思いますが…それを解決するには以下の2種類の手段を考えています。
1.パワコンが生きていれば
 メーカー保証10年があるうちは現行のまま継続運転します。バッテリーがなくとも電気自動車への蓄電ができますので。
 電気自動車に溜めた電力はパワーボックス経由で取り出せるのでそれを買えば無問題。
 それか、ソーラーパネル~パワコン間にDC200V以上に対応するチャージコントローラーとバッテリーがあれば蓄電も可能になると思います。
2.パワコンが故障した場合
 10年以上経過すると電子機器パワコンも壊れやすくなるもの。万一不調になったらその時はもう現在の自宅ソーラーをそのままオフグリッドシステムに変えます!
 3.5kWhもあるからバッテリーを8kWh程度調達し、電気自動車(10kWh)の充電と併用して蓄電できれば鬼に金棒(笑)
 あと5年で買取保証が切れるからそれまでに方策を練りたいです。

現状で昼間に電気自動車アイミーブを充電したときの電力モニター表示は以下の通りです。
・発電2.8kW/消費3.1kW/買電0.3kW
…ということは、自宅で発電したソーラーエネルギーを丸々電気自動車が吸収するのです(爆)多少電力会社の電気を使いますが1kW未満なので大した影響はありません。
さらに電池劣化が少なく充電時間も3時間程度のアイミーブMなら午前中に終了する計算。
エコキュートは実測1.5kW程度だし電気自動車の充電が終わった午後に動かせば効率も良いので何とかなるでしょ。
曇天時・雨天時には電力会社の電気を使うことにはなりますが、依存度はだいぶ減らせます…とはいえ天候を予測した充電や運用に慣れるのが大変(爆)
※電力の地産地消に関する書籍が増えなければ、逆に自事例自費出版の可能性もあります…そうなる前にブログを再整備せねば。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿