平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い 511 象徴としての天皇、けれど、人としての天皇

2016-08-10 08:09:43 | 日記
    平和への希い 511 戦後71年 
 象徴としての天皇、けれど、人としての天皇    2016.8.10.

先月(7月)に、「天皇が生前退位のご意向がおあり」と報道され、一昨日8日に、天皇ご自身の
ビデオメッセージが公表された。深いご思慮に基づくメッセージに感動しましたが、今まで、
「天皇が国民統合の象徴である」ということの意味を考えたことも無く、意識したこともなかった自分
を知って、情けなく申し訳ない思いでいっぱいになりました。
「国民統合の象徴としての役割を果たすためには、天皇が国民に、天皇という象徴の立場への理解を
求めるとともに、天皇もまた、自らのありように深く心し、国民に対する理解を深め、常に国民と
共にある自覚を自らのうちに育てる必要を感じてきました」とのお言葉に、
公務の間を縫って、普賢岳や東日本大震災など各地の大災害に、ご高齢を押して被災者の目線で慰問
され多くの被災者を勇気づけ、立ち直る気持ちに大きく貢献されていらっしゃったり、
また、昨年のパラオご訪問、沖縄ご訪問など、先の大戦がもたらした大きな犠牲に強いご思慮をお示し
になられ、ご高齢のお身体には大変な行脚で、平和の尊さを身を以って伝道されていらっしゃるお姿が
想起されました。

傾聴ボランティアで、特養やデイサービスなど施設に伺っていますが、天皇陛下と同じくらいのお歳の
皆さまにお会いして、苦難を乗り越え、現在の平和日本を支えて来られた笑顔に勇気を頂いています。
でも、多くの利用者さんはいろいろ心身に支障を抱いています。
ご高齢で何度かの大病を乗り越えての天皇は、高齢に伴う心身の支障で、真面目で何事にも真剣に取り組
んで来られたことが困難になり、国民に迷惑をかけるご心配をされていられるのです。

象徴としての天皇、けれど、人としての天皇であることを深慮して、政府・有識者・マスコミなどの皆様、
どうか天皇のご意向を大切に、諸事万端整えるよう心から期待したいと思います。

ウォーキングで出会った花々です。蜜を吸うミツバチも。

8月10日「今日は何の日カレンダー」より
▲和同開珎、発行(708)▲グリニッチ天文台、オープン(1675)
▲チュイルリー宮殿(ルイ16世、マリー・アントワネットの住居)、国民軍に襲われる(1792)
▲ナポレオン、セントヘレナへ追放 (1815)
▲シーボルトの荷物に伊能忠敬作の日本地図など御禁制品、発見(シーボルト事件)(1828)
▲初の都営鉄筋アパート、完成 (1949)
▲警察予備隊令公布(1950)▲東京都、初の光化学スモッグ予報(1970)
▲全米女子アマチュアゴルフ選手権で服部道子が日本人として初優勝(1985)