折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

よそのご主人

2019年11月28日 | 身のまわりの物
   「レモンと置物の家」 



朝新聞を取りに外に出ると今はまだ暗い。
家から少し先の自動販売機の前で今朝も近所のご主人がスマホを見ながら缶飲料をを飲んでいる。
毎朝の事。冷たい風が吹く日は背中を丸めて、夏の朝は蚊の襲撃にバタバタしながら、雨の日は傘をさして。家の前を通り自販機まで行くときもスマホを見つめたまま。「おはようございます」と声を掛けると「・・・」と言われる。顔はスマホに向いたまま。
ご近所さんの話では「奥さんも働いて見えるでしょう。朝の忙しい時に家でウロウロしていると叱られるらしいのよ」と。50過ぎたかなと思われるご主人は昨年管理職になられたと新聞にあった方。
「管理職ったって奥さんの方が先になったから、勝てないのでしょう」って、家庭で勝ち負けの話ではないと言う訳にはいかないのかしら。
木枯らしに吹かれて自販機の飲み物で静かな時間を楽しむ・・・人の家のことなのに何だかね。


もう一人、毎日我が家の前を通ってコンビニまで新聞を買いに行くご主人がある。私と同じぐらいの年恰好の方。件のご近所さんの話では「奥さんがスポーツ紙を取ってくれないから自分で買いに行くんだって」と。確かに・・・嫁に行かれたとはいえ娘さん二人と時々見かけるお孫さんも女の子。これはわかる気もする。歩けば運動にもなるし。


いろんな家庭とご夫婦があるなと思いながら、ご近所さんの奥さんに私たちはどんなふうに見られていてどんな言われ方をしていた事か聞いて見たかったような、多分聞かない方が良かった気はしますね。

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