三流読書人

毎日の新聞 書物 など主に活字メディアを読んだ感想意見など書いておきたい

ドングリ小屋住人 

おすすめ 「日本の青空」

2007年11月20日 09時47分56秒 | 読書
 おすすめ映画


今、日本の各地で上映運動が進められています。
「日本の青空」という映画、近くで上映されることがあれば是非見てください。
憲法改悪の動きの中で、現行憲法が占領軍によって押しつけられたものである、だから変えるべきと言うような悪宣伝が行われていますが、この映画は現行日本国憲法誕生の真実を明らかにするものです。





立冬

2007年11月08日 17時49分44秒 | 読書
 今日は立冬。
 今年は草刈りもせずに暮れそうだ。せめて枯れ草でも始末しなければ。
 一昨年の11月5日マムシを捕らえたと日記にはある。
 しかしもう大丈夫かな。
 立冬の前後にマムシが現れるという温暖化の時代である。
 
 「立冬は二十四節気の一、太陽の黄経が225度に達するときで、陽暦十一月八日ごろにあたる。この日から『冬に入る』わけである。多くの歳時記もこの日以降、立春の前日までを冬とする。…」と『新撰俳句歳時記』(明治書院)にある。黄経とは何のことか検索したが、読んでも理解できない。よって略。

   冬来るとあたりけだものくさきかな    三橋 鷹女
   立冬の蒟蒻を食べまた老いぬ       岸 風三楼



 

もっと教育にお金を

2007年09月20日 15時53分54秒 | 読書
 今学校現場が大変です。
 学力の低下が言われ、全国一斉学力テスト、はては学校5日性見直しがまでとりざたされる。
 教師は書類作りなど雑務に追い回され、十分な時間をかけて子どもたちと接する時間もないという。
 また、家庭の教育力の低下、地域の崩壊など子どもを取り巻く環境は荒廃していく。
 
 経済協力開発機構(OECD)は18日、加盟国を中心に教育制度に関する指標をまとめた「図表で見る教育」(2007年版)を発表した。
 これで見ると、日本の公的支出のうち、教育機関へ投入した割合は、2004年で9.8%でOECD諸国平均の13.4%を大きく下回っている。
 教育に冷たい日本政府の姿勢が、国際比較からもあらためて浮き彫りになっている。
 教育機関に対する公的支出の割合を国内総生産(GDP)比では、OECD平均は6.2%に対し、日本はわずか3.5%と下から2番目である。
 また、教育費のうち私的負担が日本ではとくに高いのが特徴で、米国、オーストラリアについで高水準。教育機関の費用を公的負担でまかなっているフィンランドの場合は97%と対照的、また北欧諸国などOECDの4分の1の国では高等教育機関でも授業料を徴収していない。

 学力の低下に関する論争がかまびすしいが、国の姿勢を問う論議をもっと。
 日本という国は子どもをどう育てようとしているのか。

漫画立国

2007年06月27日 17時22分43秒 | 読書

 自分は年老いたな、と感じることの一つにマンガを見なくなったことがある。60歳前後まで見ていたか。
  『毎日新聞』コラム「発信箱」6月26日号は、玉木研二(論説室)氏が書いている。

 「麻生太郎外相が新書『とてつもない日本』(新潮新書)で日本の底力に漫画文化を挙げている。世界の若者を とらえたコミック、アニメ映画、ゲームキャラクター。外相は中世絵巻物語以来の伝統といい、日本のロボット開発 の動機には「鉄腕アトム」があると説く。
 私は90年の日本映画「櫻の園」を見た後、原作(吉田秋生)が漫画だと教えられて読み、感嘆した。女子高生た ちの日常と内面の機微を描く。私は漫画がこのように豊かな表現世界を日あいているとは知らなかった。
 日本漫画の物語性と作画表現の多様さは類例を見ないという。米国では、日本の技法を学ぶ若者が増えている。
 振り返れば、その発展の原点は少年誌や貸本漫画が最盛期を迎えた昭和30年代だろう。小学生だった私には「ビ リーパック」が忘れ難い。
 ビリーの父は米国人で母は日本人。戦争で父は憲兵に連れ去られ、母も殺される。戦後ビリーは米国で探偵術を学 んで帰国し、ダブルのトレンチコートにハンチングという姿で次々に大事件を解決する。作者河島光広は私が小4の 春、30歳の若さで病死した。
  先夜古書店のショーウインドーに偶然ビリーを見た。拳銃を上向きに構え、視線はウインドー越しに今の東京の華 やいだ街に向けている。その間に私は割り込んで四〇数年ぶりに再会した。
 この時期の漫画作品群の多くは散逸している。こうした「文化遺産」を散じるままにして、世界に発信する日本の 底力でもあるまい。それらの作品収集や保存、体系的な研究をする国立センター創設を願う。」  

  麻生太郎、品のない嫌な男である。彼がどんな本を書こうと知ったことではない。もとより漫画は優れた文化であ る。玉木氏には共感するが、どういう人々が文化として漫画に市民権を認め、支えたか、忘れてはならない。。  


桜桃忌

2007年06月19日 10時08分07秒 | 読書
桜桃忌
 今日は桜桃忌。太宰治が死んだ日、というよりも愛人と昭和23年6月13日入水し、死体が上がったのが19日。19日は彼の誕生日でもある。
 太宰治は好きではない。したがって熟読もしていない。そのくせ好きではないなどと失礼な話ではある。

 「 鉄は赤く熱しているうちに打つべきである。花は満開のうちに眺めむべきである。私は晩成の芸術というものを否定している。」 (「もの思ふ葦」)。
 これは賛成である。
 富士には月見草は似合わない。似合うものか、と思う。賛成できない。






ざくろの花

2007年06月12日 09時00分42秒 | 読書
     ざくろ 柘榴


 
 懐かしいですね。最近実を食べたことはないですね。
 バーではグレナデンシロップとしてカクテルに使います。
 いっぱい実のつまった果実は、豊穣の象徴なのだそうです。
 花も八重咲や斑入りなどさまざま。
 きれいな花です。

初夏 ほたるぶくろ

2007年06月01日 13時50分19秒 | 読書
 ほたるぶくろです。 


 路傍に自生する多年草。根葉は長柄の卵形、茎の葉は互生し、尖り葉のへりは鋸状。6、7月ごろ白色または淡紫色で内面に紫斑のある花を咲かせる。形は釣り鐘状で下を向く。            
 
           雨雲やほたるぶくろは刈り残す   新井 英子

                      (明治書院『新撰俳句歳時記』)

しょうぶ

2007年05月23日 09時38分30秒 | 読書




しょうぶ 花菖蒲、かきつばた、あやめなど似た花がたくさんあるようです。
これは、キショウブというものではないでしょうか。
アヤメ科アヤメ属。
尚武、勝負にあてて、男の子の節句の端午の節句によく使われた花です。
尚武などというのはもうごめんですね。






なくせ 「特待生制度」!

2007年05月20日 16時29分13秒 | 読書
5月18日『毎日新聞』経済観測というコラム。全面的に異議ないというわけではないが、賛同する。

《  なくせ「特待生」
「野球留学や野球特待生の問題が明るみに出た。猛訓練を乗り越えて来た選手選手たちには気の毒だが、高校というところは、野球に強くなることを目的にして設立されたものではなく、知識や教養や人間性を高めるところなのだから、学校側が野球以外に取りえのない生徒に、野球がうまいという理由だけで、授業料を免除し奨学金を支給するというのはどう考えてもおかしい。
 この制度は、高校野球のレベルが低く、甲子園の優勝などには縁の遠い北国の高校が、野球が盛んで有望な選手が多く生まれる西日本の中学の中から、伸びそうな選手を選び出して、カネで勧誘したことに始まる。
 それも授業料の免除だけでなく、寮費をはじめとする諸経費の大半を高校側が負担する例もあるというから驚く。
 その目的は、好選手を取り込んで強いチームを作って甲子園に出場することにある。甲子園に出れば知名度が上がり、入学志願者が増え、学校経営がラクになる。そのためなら授業料免除や奨学金は安いご用なのだ。
 だがちょっと待ってほしい。それが教育という学校設立の目的にかなっているだろうか。そんなカンニングみたいなことをして、教育の場だと言われる学校に傷がつかないだろうか。
 さらに驚くのは、運動選手の特待生制度を認めないとしているのは、高野連だけで、あとのスポーツ団体は、これを公認しているということだ。
 だから駅伝のエース区間が外国人ばかりという現象も生まれる。それに違和感を覚えない人がいるだろうか。
 スポーツ団体や教育界のトップに猛省を促す。
 スポーツと教育の世界の浄化をはかれ!
                             (大三)   》
 

 高校野球特待生問題も、生徒に罪はない、とか子どもの責任ではない、純真な高校野球選手が可哀想だなど同情論が与論や巨大マスメディアの論調を支配し始めたようだ。生徒の救済策をどうするか取りざたされる。
 野球だけでなく、成績の優秀な生徒の特待制度もある。
 はたして彼らに罪はないか。純真か。
特待制度の恩恵を受ける生徒たち。彼らは確信犯である。
 気の毒ではあるが選手としての資格は剥奪するべき。
 特待生であってもレギュラーになれるかどうか分からない。甲子園に出場できるかどうか分からない。出ても将来の進路が保障されるとは限らない。健康を害して続けられないかしれない。あえてこの道を選んだ責任は生徒本人がとるべきだろう。
 可哀想だから5月が過ぎれば試合に出してやるべきだ、などというのは甘すぎる。
 

温暖化問題 市場の失敗のツケ

2007年05月12日 11時35分10秒 | 読書

5月11日『毎日新聞』コラム[発信箱」中村秀明氏 

  あなたの家は、たぶん20年後に収入が大きく落ち込む。そこで今、どうするか? 「差し迫ってから考えよう」とこれまで通りに消費を続けるか。消費を控えて貯蓄に回すか。どちらを選ぶできだろうか。
  人生観を知りたいわけではない。地球温暖化の影響と対策費の関係を炭塵科単純化世させると、こんなふうになるのだ。 英ブレア政権が、ニコラス・スターン元世界銀行上級副総裁に依頼して作成した報告書「気候変動の経済学」は温暖化問題を経済的な視点で分析している。かいつまめば、「対策をとらないと世界のGDP(国内総生産)の5~20%が失われる恐れがあるが、2050年まで毎年、世界のGDPの1%を対策費に回せば、その損失は避けられる」という内容だ。 国連の「気候変動に関する政府間パネル」も先週、気温の上昇を3度以内に抑える対策費は、2030年時点で世界のGDPの約0.6%との見解を示した。 
  家計の1%ぐらいならなんとかなりそうだが、ご近所、市町村、国、世界が歩調を合わせないと無意味なことを思えば、相当に難しい。日本だけでも年間5兆円を超える巨費だ。
  「温暖化問題はかつてない市場の失敗だ」と断じスターン報告も、締めくくりは「一人一人に何ができるのかについて情報を与え、教育し説得することである」と少々煮え切らない。 
  日本は、来年の主要国首脳会議で「世界が2050年までに温室効果ガス排出を半減させる」との目標設定を提案するという。言うのは簡単、どうやるかが世界の難題なのだ。                          (経済部)  

 地球の温暖化防止の課題について取り組むことは、地球上に棲む人間の焦眉の急務である。 地球上の人類がすべて亡ぼうと亡ぶまいと地球にとって何の痛痒も感じないことであろうとは思う。しかし、巻き 添えになる地球上の全存在には責任のないことである。 むしろさっさと全人類がいなくなった方が他の生物の存在にとって望ましいことなのだ。

 


罌粟 私は街の子

2007年04月27日 08時58分11秒 | 読書
街のど真ん中の草むらです。子どものころの美空ひばりが好きです。



  私は街の子

  作詞:藤浦洸
  作曲:上原げんと
  歌唱:美空ひばり
  制作:滝野細道


 (一)
 私は街の子 巷の子
 窓に灯りが ともる頃
 いつもの道を 歩きます
 赤い小粒の 芥子の花
 あの街角で ひらきます
 
 (二)
 
 私は街の子 巷の子
 なんで灯りが 恋しやら
 いつもの歌を 歌います
 柳落葉が ひらひらと
 赤いリボンに つもります
 
 (三)
 私は街の子 巷の子
 ついた灯りが また消えりゃ
 いつもの人に 出逢います
 今は恋しい 母様に
 うしろ姿も そっくりな





シャガが咲いています

2007年04月21日 17時38分01秒 | 読書
世の中は、腹の立つこと、悲しいこと、許せぬことだらけ。
言いたいこともあるけれど、当分は身の回りの花の写真でも投稿します。
こんな時代になってしまうとは。



アヤメ科、シャガ。原産地は中国。白っぽい薄紫の花で花弁に濃い紫色と黄色の模様があります。竹藪などに群生している常緑の多年草。原産地は中国。