世紀の愚挙というか愚策といおうか。政府の画策している定額給付金について大谷昭宏氏が1月19日付「ニッカンスポーツ」のコラムで面白いことを書いている。抜粋だけど拝借して紹介するので読んでみてほしい。
悪政「給付金」を楽しもう 大谷昭宏
金はだれだって欲しい。だけど謂れのない金を押しつけられるほど気分の悪いものはない。
天下の悪政といわれる給付金は国民の7割がそんなものいらないと言っているのに、どうやらゴリ押しで無理矢理ポケットに突っ込まれそうな気配だ。だったら、ここは大阪人らしくこんな政治をおちょくりながら楽しむ、いい方法を考えよう。
先日、橋下知事が大阪は年収400万円以上の方に給付金の受け取りを辞退してもらって、学校の耐震化工事に使いたいと提案。こりゃ、いいアイデアだと思っていたら資産ン100億といわれる総務大臣に「自治体にビタ一文使わせない、俺はとんかつか鴨鍋を食う」と一蹴されてしまった。
だけどこれでめげる知事ではない。給付金を受け取る府民から寄付を募り、小中学校にパソコンやカメラを導入、外国の学校との交流に繋げたいと言い出した。それもいいけど話がだんだんせこくなってきている気がする。
私のように金はほしい、だけど意地でもこんな金は受け取りたくない。と言って辞退した金をお国に持ってかれるのはケタクソが悪いと思っている人は山ほどいるはずだ。
そこで大阪がこの際、大風呂敷を広げて国をギャフンと言わせてほしいのだ。
名称は「大阪依怙地基金」でもいいし「大阪イケズ基金」でもいい。市町村が本人宛に給付金支払いの通知を出す段階で、基金の振り替え承諾書と、領収書を同封するのだ。寄付をしたい人は領収書と承諾書を送り返すことによって基金への寄付を申し出たことになる。
こうしておけば辞退したわけでなく、一度は確かに受け取ったのだからお国が横取りすることはできないし、自分がもらった金なんだからあとは寄付しようと何に使おうとガタガタ言われる筋合いはない。こうして依怙地資金だかイケズ資金への寄付を募るのだ。ただしいまのままでは寄付するにもメニューが少なすぎる。学校の耐震化も大事だし、小中学校の海外校との交流もいい。だけど、そのほかに「周産期医療施設のNICUの拡充」「派遣切り、雇い止め労働者への就労斡旋」「大和川の浄化」といったきめ細かい寄付項目を作ってほしいのだ。
・・・・中略・・・・。
ただ寄付するだけでは面白くない。そこで何十何百と用意されたメニューのなかで、どれに府民がたくさん寄付してくれたかトトカルチョをやるのだ。たおえば1位から20位までを全部当てた人には10万円といった具合に賞金を基金から出す。たしか富くじの許認可も寄付行為の承認も知事権限、国は口出しできないし、こんなおもろい仕組みを指をくわえて見ているしかないのだ。 ヘッヘッヘ。ざまあ見ろ。それにこの制度、煩雑(はんざつ)じゃないところがもっといい。(ジャーナリスト)
はっきり言って私は橋下という弁護士資格を持っているというタレント知事を好きではない。何ぼのもんか知らんが教育問題などについて具体性のない右翼的プロパガンダの教条的な悪罵を現場に投げつけるだけである。
しかし、大谷氏は違うと思う。現場に精通し、いつも庶民の立場で見つめている。
賛同する。