今でしょ 2014年01月25日 10時25分59秒 | 命 さきほど紹介した川柳が今年はまだ選ばれた。しかし、こういう作品が闇に葬られる日が来るかもしれない。 戦前、水原秋桜子主宰の「馬酔木」同人 渡辺白泉が次のような句を詠む。 夏の海水兵ひとり紛失す 戦争が廊下の奥に立っていた そしてやがて治安維持法違反の嫌疑で逮捕、投獄される。 しかし、俳句や川柳も闘いの武器とはなりうる。 「今でしょ」あらゆる手段をもって知る権利と表現の自由を守るのは。
「戦争を知るかもしれぬ子供たち」 2014年01月25日 09時26分35秒 | 命 「戦争を知るかもしれぬ子供たち」 ご存知の方も多いと思いますが、毎日新聞の朝刊に「仲畑流万能川柳」という川柳の投句欄があります。毎日18句ほどの句が選ばれ、掲載されます。昨日24日の秀句として選ばれたのが次の句です。 戦争を知るかもしれぬ子供たち(下関 秀丸) という句です。 昭和生まれの人たちはみんな知っていると思いますが、「戦争を知らない子供たち」(作詞北山修、作曲杉田二郎)という歌が70年代初めヒットしました。それからの発想でしょう。今日の安倍政権の暴走はそのことを容易に想起させるからです。 恐ろしい句です。