三流読書人

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中国という国 

2012年09月26日 07時47分03秒 | 徒然なるままに
敵性語
 「北京市当局が出版社に対し、日本人作家や日本関係の書籍などについて出版を止めるよう通告をしていたことが、出版関係者の話で分かった。

 日本による尖閣諸島国有化の報復措置の一環とみられる。中国全土に広がれば、中国に進出している日系出版業者にも影響が及びそうだ。

 広東省広州市で9月末から予定されていた日本などのアニメ・マンガに関するイベントが当局の指導により中止になっている。また、中国国有の携帯電話大手「中国移動通信」は14日、NTTなど日系企業とともに提供していた日本のアニメや雑誌などの閲覧サービスの停止を発表した。」(読売新聞)


のだそうである。日本への観光もとりやめているようですね。

笑いますよね。日本もかつてそういうことをやったことがある。70、80年前です。
英米語や文学など英米の文化や言葉を「敵性語」として日本政府は禁じたのです。
しかし、当時のアメリカは戦争の相手国の言葉や文化を理解することを奨励したのだそうです。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」ですね。孫子の兵法です。
退化しているのではないですかね。
反日デモの暴動、破壊、略奪、暴徒そのものというかテロリストでした。
車を破壊し、その上でとびはねて空疎な高笑いをしていた若者、なんとなく哀れに思えました。
彼らの敵は何でもよかったのではないでしょうか。日本でも、中国政府でも世界を相手でもよかった。
拡大する貧富の格差、進出してきた外国企業に低賃金労働者として、コスト削減の道具として使われる人々の怒り、不満のはけ口となったのでしょう。
要するに中国の国内問題でした。
世界がその姿をどう見るかということに気付いたのでしょう沈静化する方向にむきました。
愛国無罪、こんな都合の良い言葉がまかり通るのですね。

中国共産党の一党独裁のもとで主権者は人民ではないということが分かった出来事でした。

私たちは中国の人民を理解する努力をしましょう。





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