三流読書人

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ドングリ小屋住人 

黒沢作品を観るⅢ 「七人の侍」 宮口精二という俳優

2009年02月09日 09時17分42秒 | 芸術
NHK黒沢作品のシリーズは、2月7日には「七人の侍」を放映しました。
この映画については語りつくされています。
私にとっては宮口精二につきるのです。
夜一人で種子島をとりにいって朝もやの中を帰ってくる。あの剣豪です。
勝四郎の憧れの人です。
細い小柄でいながら圧倒的な存在感、たまりません。

「生きる」のなかで加東大介などを従えたやくざの親分か兄貴分を演じて、せりふは一言もなしという役柄でしたが、これもすごかったです。

もうひとつ、小林正樹監督の「人間の条件」で中国人だか、朝鮮人だったかの役も印象に残っています。

20年余り前、73歳で亡くなっています。



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