昨日の『朝日新聞』の「ひと」欄に次のような記事が載っています。
歌手沢田研二さんを紹介しています。もう還暦だそうです。
憲法への思いを自身の詩で歌っているそうです。
聞きたいですね。
以下「ひと」欄記事
麗しの国 日本に生まれ 誇りも感じているが/忌まわしい時代に 遡るのは賢明じゃない/ 英霊の涙に変えて 授かった宝だ/この窮状 救うために 声なき声よ集え
変わらぬ艶のある声。バラード風の歌は自身の作詞だ。毎年ライブツアーを重ね、新作アルバムを出す。
還暦を迎えた今年のアルバムの9番目はこの歌だ。題は「我が窮状」。
耳で聞けば、「この窮状救うために」となる。
まぎれもない憲法9条賛歌だ。
なぜ今?
「60歳になったら、言いたいことをコソッと言うのもいいかな、と。いま憲法は、改憲の動きの前でまさに『窮状』にあるでしょう。言葉に出さないが九条を守りたいと願っている人たちに、私も同じ願いですよというサインを送りたい」
平和への関心は昔から強い。ある時、バンド仲間と戦争の話になり、一人が喧嘩にたとえて言った。「攻められたら、守るだろう」
いや、一対一の喧嘩と戦争は違う。そう思い至ったときに「すこしブチっとはけた」。戦争には、望まない人まで巻き込まれる。
これまでも「九条を守ろう」という文化人らの意見広告やアピールに時々目立たないように賛同してきた。大声で呼びかける柄じゃない、と笑う。歌はソフトに終わる。
この窮状 救えるのは静かに通る言葉/我が窮状 守りきりたい 許し合い 信じよう
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