三流読書人

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ドングリ小屋住人 

山櫻桃 ゆすらうめ

2008年06月04日 17時26分17秒 | Photo


ゆすらうめ。山櫻桃とも書くようです。
「・・・葉がくれのそのその紅さはじつに深く濃く、宝石めいて透きとおったところは子どもをよび集める美しさばかりでなく、大人も寄りそうて指をふれたくなる。」(『新撰俳句歳時記』明治書院)
とは、歳時記子の文章である。
しかし、今は子どもはあまり興味を示さない。食べると美味しいということも知らないのではないか。
喜ぶのは大人である。

      姉妹や麦藁帽にゆすらうめ         高浜虚子
 
      やむとみせてまた降る雨のゆすらうめ    木下夕爾

          姉妹と書いて〈おととひ〉と読ませるようです。



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