《 国家には、国防省や防衛省という組織が本当にいるのか。
そんな疑問を投げかけ、「平和省」創設を唱える男が、来年の米大統領選に立候補した。オハイオ州選出の民主党下院議員、デニス・クシニッチ氏(60)。
31歳でクリーブランド市長になり、下院議員6期目だ。
大統領選は前回に続く挑戦。立場は鮮明、主張は明快だ。02年のイラク戦争容認決議では、ヒラリー・クリントン氏らとは違って反対票を投じた。前回は「米国を世界から遠ざける政策を拒み、各国と協調して戦争に終止符を打つ勇気を持とう」と論陣を張り、今回も「この戦争を終わらせ、兵士を故郷にすぐ帰すためにあらゆることをする」と訴えている。考えてみれば、国防省や防衛省は、近隣諸国はいつ侵略してくるか分からない物騒な相手だ、ということが前提。いざというときは人殺しと破壊を辞さない組織でもある。
一方、平和省は、近隣諸国は話せば分かる相手だ、という前提に立つ。争いを対話で解決する道を探り、平和維持のための対処を錬る。「脳天気な夢想」とも言えるが、建設的であり、希望がある。
ただ民主党の指名争いではほとんど希望がない。各種の支持率調査では、40%を越えるクリントン氏が先行し、バラク・オバマ氏とジョン・エドワーズが続くが、クシニッチ氏は2~3%といったところだ。
しかし「貧困や失業、人種差別、絶望、恐怖こそ、廃棄すべき大量破壊兵器だ」と本質を突く彼の言葉は、耳を傾けるにあたいする。
クシニッチ。その名はおぼえておきたい
(経済部) 中村秀明 9月14日付『毎日新聞』コラム「発信箱」より 》
これはまさに日本の発想でなければならないのではないか。
憲法九条を持つ日本の主張でなければならない。
軍備を持たないとすぐ近隣の諸国が攻撃を仕掛けてくる。だから武装していなけ れば不安でならない。というのは侵略者の発想だろう。
国防省、防衛省を廃止し、平和省をという発想は、いつの日か世界の大勢を占めるのではないか、と思っていたがもう始まっている。
そんな疑問を投げかけ、「平和省」創設を唱える男が、来年の米大統領選に立候補した。オハイオ州選出の民主党下院議員、デニス・クシニッチ氏(60)。
31歳でクリーブランド市長になり、下院議員6期目だ。
大統領選は前回に続く挑戦。立場は鮮明、主張は明快だ。02年のイラク戦争容認決議では、ヒラリー・クリントン氏らとは違って反対票を投じた。前回は「米国を世界から遠ざける政策を拒み、各国と協調して戦争に終止符を打つ勇気を持とう」と論陣を張り、今回も「この戦争を終わらせ、兵士を故郷にすぐ帰すためにあらゆることをする」と訴えている。考えてみれば、国防省や防衛省は、近隣諸国はいつ侵略してくるか分からない物騒な相手だ、ということが前提。いざというときは人殺しと破壊を辞さない組織でもある。
一方、平和省は、近隣諸国は話せば分かる相手だ、という前提に立つ。争いを対話で解決する道を探り、平和維持のための対処を錬る。「脳天気な夢想」とも言えるが、建設的であり、希望がある。
ただ民主党の指名争いではほとんど希望がない。各種の支持率調査では、40%を越えるクリントン氏が先行し、バラク・オバマ氏とジョン・エドワーズが続くが、クシニッチ氏は2~3%といったところだ。
しかし「貧困や失業、人種差別、絶望、恐怖こそ、廃棄すべき大量破壊兵器だ」と本質を突く彼の言葉は、耳を傾けるにあたいする。
クシニッチ。その名はおぼえておきたい
(経済部) 中村秀明 9月14日付『毎日新聞』コラム「発信箱」より 》
これはまさに日本の発想でなければならないのではないか。
憲法九条を持つ日本の主張でなければならない。
軍備を持たないとすぐ近隣の諸国が攻撃を仕掛けてくる。だから武装していなけ れば不安でならない。というのは侵略者の発想だろう。
国防省、防衛省を廃止し、平和省をという発想は、いつの日か世界の大勢を占めるのではないか、と思っていたがもう始まっている。
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