三流読書人

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ドングリ小屋住人 

自民党 コップの中の嵐

2007年09月17日 17時33分14秒 | 政治 
《 私たちメディアはどうしても先に先にと関心が向いがちになる。自民党総裁選が正式に始まる前から福田康夫元官房長官が圧勝だとかさらには、では「福田内閣」になったらその顔ぶれはとか……。
 そうこうしているうちに安倍晋三首相の突然の辞任表明が随分と過去の話のようになっていく。
 それが自民党の作戦だということは忘れてはいけない。「次の首相」に世間の関心を引きつけることであの無責任な退陣劇を忘れてもらおうとしているのである。
 そもそも昨秋、党内が雪崩を打って安倍さん支持に傾いて未熟な内閣を作ったのは誰だったのか。先の参院選で大敗し、」国民がノーと言ったのは明らかだったのに、安倍さんの続投を許したのは誰だったのか。
 あるいは「11月1日に期限が来る。インド洋での自衛隊活動が中断しては国益を損なう」と大騒ぎしていたテロ対策特別措置法の延長問題はどこへ行ってしまったのか。新総裁が決まるまでは国会は開店休業。いつの間にか期限切れが前提になっている。
 確かに、この局面で福田さんというのは絶妙な策だとは思う。でも、冷静に考えれば参院選直後に交代していればよかった話。7月末から今まで時間を浪費した揚げ句に勝手に首相が辞めて、勝手に代わるという自民党だけの話と言い換えてもいい。
 早く政治を国民の手に取り戻そう。それには、首相交代後、一定の国会論戦を終え、速やかに衆院を解散して有権者の審判を仰いでもらうしかない。私はしつこく解散総選挙を求めていくつもりだ。      (論説室) 》与良正男氏

 『毎日新聞』9月17日 発信箱より。
 ここに17日付『毎日新聞』のコラム「発信箱」を引用させていただいたように自民党総裁選が大統領選でもあるかのように大騒ぎしているが、自民党というこわれかかった一政党の党首を決める選挙であることを再認識しよう。
 我々の行使すべき国政への参加の一票は総選挙しかない。
 この選挙が日本国民の民意の高さを証明する。



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