伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

津波注意報の日にも深まりゆく春

2014年04月03日 | 自然
 昨日のチリ地震の影響で午前3時頃、津波注意報が発せられ、解除されたのが15時間後の午後6時。岩手県の久慈港では朝に40cmの津波を観測していましたが、午後0時22分に60cmの最高の波高を観測したと報道されています。小名浜港では20cmの津波だったようです。チリでは犠牲者も出ているようです。日本で被害がなかったことに安堵すると同時に、彼の国で犠牲になられた方に哀悼の意を表したいと思います。

 さて津波は小さくて済んだものの、結構な雨が降り、肌寒さを覚える一日になりました。しかし、順調に春は深まっています。雨の中、遠野町滝でソメイヨシノの開花を見かけました。市役所に行くと、月曜日に一部程度だった平中央公園のソメイヨシノは早くも満開となっていました。

 朝の散歩でも野鳥たちが縄張りを争っているようでした。ウグイスの「ホーホケキョ」のさえずりの近くで、ガビチョウが甲高く七色にさえずっていました。ガビチョウは気性が荒いと言いますので、ウグイスに負けまいと頑張っていたのでしょう。

 ふと気が付くとすぐそばの枝に件のガビチョウがいました。何枚か写真に納めましたが、その一枚が下の写真。こちらを向いていますが、目の周りの白色は化粧の仕方の一つのガングロ・マンバなのか、それとも歌舞伎のクマドリなのか。この野鳥は、中国から東南アジア原産で、日本に輸入されて野生化した外来種です。その野鳥が、歌舞伎の文化を持っているのですから驚きです。



もっとも、中国の京劇にも臉譜(れんぷ)と呼ばれる隈取があり、色彩によって個性を強調するなど共通性が多いと言われるようなので、意外と両者は兄弟分なのかもしれませんね。

 春を真っ先に伝えてくれたシュンランも、今はたくさん咲いています。茂った葉の陰でひっそり花をつけていたシュンラン。スラっと花芽を伸ばした花も良いですが、奥ゆかしさを秘めたような花にも美しさを感じました。



 ふと足元をみるとワラビが芽を出していました。でも一本ばかりでは放射線量をはかることもできません。



モミジイチゴも花を増やしています。




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