伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

僭越ながら講評などという役割を

2023年10月16日 | 教育
 育成会の役員に昨年からついている。昨年も本来講評する方が都合がつかないということで、私にお鉢が回ってきた。講評とはどう話せばいいのか、非常に難しい感じがしたのだが、参考をいただきながら自分なりにまとめた講評をさせていただいた。最近は、人前でまとまった話しやあいさつをする機会はとても少ないのだが、まあ何とか役割を果たしたかなと安堵したことを思い出す。

 今年はコンクールの審査の段階で、本来の講評者の都合がつかないことが分かっており頼まれていた。そこで、四苦八苦しながら講評をまとめた。

 作品の応募者は(当然受賞者もだが)小学校低学年から中学生までと年齢差は大きい。そこでまとめながら気づいたのは小学1年生にも伝わるよう難しい言葉は使ってはいけないということ。最初使った慣用的な表現(例えば「垣間見る」)はできるだけ平易なことばに置き換えた。また、長さも問題だ。できるだけ短くできるよう文字数にも注意を払ってまとめていった。書き換えを重ねてがんばったのだが、昨年より100字程多い原稿となってしまった。

 ちなみに、標語のテーマは学年によって異なっており、
小学1年生と2年生が「あいさつ・家族・友だち」、
小学3年生と4年生が「感動したこと・読書・学校生活」、
小学5年生と6年生が「健康・いじめ・インターネット」、
中学生が「情報リテラシー・家族・友達」でした。

 以下が講評です。



 いつもなら帰っている時間だよね。特に低学年のみなさんは。できるだけ早く終えられるよう、がんばりますからね。

 受賞されたみなさん、おめでとうございます。

 先だって、育成会のメンバーで、みなさんの作品を拝見しました。私自身も、みなさんの作品から学びをいただきながら、楽しく審査をさせていただきましたが、作品の1つ1つは、みなさんがどんな生活・経験をして何を学んできたのか、ほんの一部であっても浮き上がらせていたように思います。

 みなさんが取り組んだテーマは会長のあいさつにあった通りですが、
小学校低学年のみなさんの作品からは、毎日をより良く、楽しくしたいという気持ちが伝わってきましたし、中学年のみなさんからは、読書などで得た体験の素晴らしさがよく伝わってきました。

 高学年のみなさんからは、相手の気持ちに寄り添う思いやりの大切さ、インターネットの利用は慎重にという思いが、また、中学生みなさんからは、思いやりや仲間を信じること、情報の正しさを確かめる大切さが伝わってきました。

 応募されたどの作品にも、小中学校生のみなさんの普段のがんばりが刻み込まれているようでした。その中で、受賞されたみなさんの作品は、それぞれのテーマがより分かりやすく力強く伝わるようまとめていた点が高く評価されたのだと思います。

 結びに、本日いらっしゃるみなさんはもちろん、受賞を逃したたみなさんも、これからも様々な体験を重ねます。その1つ1つに学びを得て、一回りも、二回りも成長できるよういっそうがんばることを心から期待をして、講評に代えたいと思います。

 おめでとうございました。


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