初霜

　ここ数日間、朝に愛犬の散歩に出かけると、指先に寒さが染みこむようにじんじんする感覚があった。

　季節にふさわしく寒さがつのっているなぁーと思っていたのだが、昨日、今日の霜でいよいよ本格的な寒さの季節がやってきたようだ。

11月８日、初霜

　道端にはパウダー状の砂糖をかけたような草の葉があるかと思うと、ザラメがのっかっているような葉っぱもある。すべすべの葉っぱにはパウダー状、細い毛が生えたような葉っぱにはザラメ状の霜。葉っぱの上の微少な構造には霜の結晶が発達しやすいようだ。

　歩いていると、とにかく手が冷たい。今日の霜は、昨日より、多めに霜が降りたように思う。昨日より手が冷たいように思うし、注意を払わなくても霜が目に飛び込んできた。

11月９日、霜（フロントページの写真も）

　霜にまみれてスミレが咲いていた。○○スミレという名のスミレではなく、「スミレ」が正式名称のスミレだ。ここいらでは通常３月末頃から４月にかけて咲く花だ。暖気と寒気による気温の変動にだまされて花を開いてしまったのだろう。

　ちなみに私の記録している初霜観測日は以下の通り。

2012年（平成24）⇒11月25日
2013年（平成25）⇒11月６日
2014年（平成26）⇒11月14日
2015年（平成27）⇒11月28日
2016年（平成28）⇒11月７日
2017年（平成29）⇒11月６日
2018年（平成30）⇒11月21日
2019年（令和元）⇒11月15日
2020年（令和２）⇒11月12日
2021年（令和３）⇒11月24日
2021年（令和４）⇒10月27日
2022年（令和５）⇒11月21日
2022年（令和６）⇒11月８日