伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

秋の景色

2021年09月19日 | 四季
 今朝は、林を縫う道にも光が溢れた。



 太陽高度が下がってきたからだろう、差し込む日射しがまぶしくて、東向きだと眩しくて、景色もモノクロに染まったように見える。太陽が隠れると、やっと景色が色を取り戻した。

 これはこれで、秋ならでは感覚だが、先だって14日は、空一面を雲が覆った。雲は太陽が透けて見える程度に薄い。薄の背後には、透ける太陽、その周りを薄く青と赤の光が覆う。光環だ。

 秋だな。しばし、見とれた。



 自宅の周囲にも彼岸花がある。お盆の後に草刈りをした後、地面付近まで刈り込んだ草むらにいきなり茎が伸び、数日で花が開いた。





 燃えさかっているよう・・。



 お彼岸も近い。

 ご近所ではキンモクセイが咲いている。甘い香りが漂ってくる。





 田んぼの実りも秋の風景だ。

 愛犬の散歩の足を伸ばした。道端の草むらにはツリガネニンジンが茎を伸ばして、花をつけている。

 実った田んぼに青紫い花が浮かび上がる。





 よく似た花にソバナというのがあるらしい。

 ツリガネニンジンは、茎の同じ所から複数の花茎を伸ばし(輪生というらしい)、その先っちょに寺にかかる釣り鐘状の花を咲かせる。ソバナは輪生しないというし、写真で見ると、その花はラッパ型、そう、教会の鐘のように、先端に向かって開いているのだ。従って、この花はツリガネニンジンで間違いないと思うのだが・・。

 ツリガネニンジンには、白花もある。青花と同じ法面に裂いていた。



 これはヨウシュヤマゴボウ。外来種で、明治時代に日本に定着したらしい。散歩をしながら見かける株の数が増えているような気がする。

 咲き始めた花があった。



 かわいらしい花が、背景の田んぼに浮きたつ。

 花が実になり、熟してくると、その存在感は圧倒的だ。



 ブドウのような濃い紫色の実、赤・・そうマゼンダ色の鮮やかな茎。緑の草むらに際立つ姿を見せてくる。厚生労働省のホームページによると、「果実と根に有毒成分を含み、食べると 腹痛・ 嘔吐・下痢を起こし、ついで延髄に作用し、けいれんを起こして死亡する。 皮膚に対しても刺激作用がある。」とされており、誤って食し、食中毒を起こした事例もあるという。要注意。決して食べようとしない方が良い。

 キノコでもそうだし、動物でもそうだが、目立つ色合いは有毒のものが多いようだが、これもご多分にもれない。この植物から撮れる色素は、インクや染料として使われるともいう。

 しかし、この植物は、実を小鳥が食べて種を拡散し、生息域を広げているらしい。有毒でも、小鳥が大丈夫なのはなぜだろう・・。


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