今朝の中日新聞「中日春秋」に、前川氏の講演について文科省が名古屋の中学校に異例の「報告」を求めた件について、大変的を
射た表現がありました。思わずフッと笑ってしまいました。
『腕に自信のない臆病な下級武士が~剣術の名人を討ち取らねばならなくなった。まともに立ち会っても勝てる見込みはないー。
(山本周五郎の「ひとごろし」~武芸者の後をつけ回すことにした。背後から狙うのではない。武芸者に向かって「ひとごろし。誰か来
てください」「みんな用心してください」と叫ぶのである。その声に宿屋もめし屋も逃げていく。どこに行こうがこの調子~~
「卑怯みれんな手を使って、きさまそれで恥ずかしくはないのか」。武芸者のせりふ~』(中日春秋より)
「行政が歪められた」(過去だけでなく現在も進行中ですが)と述べ、加計学園の認可に難色を示していた前川氏の動向を次官を辞
めた後も執拗に追っているとしか思えない自民党の2議員(自民党文科部会・赤池誠章部会長<参院議員・清和会細田派>と池田佳
隆部会長代理<衆院議員・清和会細田派)が、文科省から名古屋市の中学校に行った『調査』に関係していた事を認めました。
この不当な教育への介入は、森友疑惑の決裁文書改ざんが世間にバレる前に行われたものです。
確たる証拠が出ない中「証拠なし」で過ぎ去ろうとしていた森友疑惑の勢力図は、文書改ざん発覚で大きく変わりました。
強い勢力を保っていた安倍政権の取り巻きや安倍チルドレンである彼らは、己達の行動が世間に晒され、注目される事態になるとは
露ほども思っていなかったのでしょう。
安倍政権への信用が急落している今だからこそ、今まで日の目を見なかった「事実」が、こうして堰を切ったように出てくるのでしょうね。
文科省大臣は、名古屋市の中学校に対する調査は、自民党2議員の問い合わせで調査した訳でなく「文科省が『主体的』にしたこ
と」と述べていますが、矛盾だらけです。
彼らの問い合わせがあったから、この調査が行われたのは自明で、その際、池田議員とすり合わせまでして質問内容を変更している
のは、過程において主体的と言いません。まぁ、最終的にこれを実行するという「主体的」な行動はしたわけですが。
文科省大臣は、自民党議員から問い合わせがあった時点で、教育基本法に則って『自主的』にこの愚かな問い合わせを突き返すべ
きでした。
*こういう裏事情もあったと考えられます。モリカケ問題と密接な関係を表しています。
☆「消される」可能性、自殺の連鎖も…古賀茂明が「森友疑惑」に直言~今、霞が関では、安倍首相に逆らうことは役人としての“死”
を意味するかのように受け取られている。逆らえば、左遷は当たり前、辞職してからも個人攻撃で社会的に葬られる恐れもある。
https://dot.asahi.com/wa/2018031800023.html
【過去にはこんな卑劣極まる事もありました。】
☆学び舎」という出版社がつくる歴史教科書を採択した全国の私立学校に対し、「反日極左の教科書」「採択を即刻中止にすること
を望みます」などという“抗議ハガキ”が大量に送りつけられるという、教育現場に対する圧力問題の件
http://lite-ra.com/2017/09/post-3440.html 日本会議・教育再生機構が背後に見えます。彼らの所属する団体ですね。
☆前川証言に対する安倍首相はじめ官邸の焦りと怒りは凄まじいものだ。安倍首相は昨晩、赤坂の日本料理店「古母里」でテレビ
朝日の早河洋会長と篠塚浩報道局長と会食。報道局長まで呼びつけていることからも、報道に対する牽制があったことはあきらかだ
http://lite-ra.com/2017/05/post-3191.html 安倍首相の前川氏発言を封じ込めたいという意図があからさま!理由はな~に?
加計学園の認可に物申した人に対する卑怯で姑息過ぎる出来事の数々~「週刊新潮」によると「官邸は前川前次官の醜聞情報を
集めさせ、友好的なメディアを使って取材させた」「“報復”するとともに口封じに動いた」という~
☆行政にもの申す人やメディアに圧力を掛けるのは、国民から真実を知る術を奪ってしまうという民主国家としての異常事態です。
およそ美しさや良さとは程遠い国のありようです。
☆こんな面白いお方も見えますが。「山梨のある学校法人が格安で国有地の払い下げを受けた案件はこれはどうなるんでしょうか」
和田政宗議員が問題にした学校法人日本航空学園の国有地払い下げは、むしろ“自民党議員の関与”が疑われている問題
リサーチ不足で、自爆発言
http://lite-ra.com/2018/03/post-3888.html
もう、こりごり!
権力者の僕に成り下がり社会を腐敗させる族から、この国を取り戻そう~!