昨日の参議院審議会で、『加計学園疑惑』に安倍首相が丁寧に説明したと思っている国民は、殆どいないでしょう。
メディアのアンケート調査で8割近い人が、「丁寧な説明をしたとは思わなかった」と報道されましたが、ホントのところは、9割ぐらいで
しょうね。
安倍首相は、加計学園の獣医学部新設申請を知った時期を過去の発言と違えて、大臣の規範や申請許可に関わった事を否定で
きる唯一の日、1月20日だったと訂正し、それを説明する度に矛盾が生じてしどろもどろでした。(己の記憶が真実ならあんなにドギマ
ギしないのよ)
*加計学園理事長の加計孝太郎氏に~山本有二農水相は昨年8月23日に面会し、「その折に獣医学部の話
は聞いた」と答弁し、山本幸三地方創生担当相は昨年9月7日に面会し、「獣医学部の提案をしたいので、よろ
しくお願いしたいという話があった」と答え~松野博一文科相は昨年9月6日に面会したことを認め~
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-07-26/2017072601_04_1.html
今日は、各テレビ局が審議会の内容を検討?しています。
中には、安倍擁護の気持ちが高じてか、『良いものであれば、首相の友達がやってる学校でもいい』などと、新設故に その学校内
容が「良い」か「悪い」かの判断など到底不可能なのに 平然と恥ずかし気もなく言っておられる方もいました。
思わず吹き出してしまいましたよ。テレビに毎日出演されて多忙の為か、混乱してるのでしょうね。
新聞にも昨日の審議会の記事が出ていました。
幸い我が家が購読している新聞は、数ある一般紙の中でもマトモだと思っているので、信憑性は高いです。(個人の行動を歪曲する
ような形で載せるような卑怯でサモシイ一般紙ではありませんから)
向かって右側の新聞の最後に前愛媛県知事の加戸氏が前川氏の告発を「虚構の話」と言っています。
これは、第三者である者にとっても 大変憤怒する非常に問題のある発言で、絶対看過できません。
彼は、加計疑惑を解明する為の参考人であるのに 獣医学部の新設の意義を己の独断による自説 を長々と述べたのです。
あの自説展開で疑惑解明の時間が随分、無駄になりました。
それでも彼は、話の中でいい事をいってくれましたよ。
「内閣府の、あるいは虎の威を借る狐が発言を用いても強行突破していただいたことを私は大変喜ん
で今日に至っております。」
これは、内閣府が加計学園新設(今治で獣医学部新設を計画していたのは加計学園のみ。勿論、加戸氏は知っています)に関与
し、当時の文科省(最高責任者は前川氏)に圧力を掛けた証拠です。
*「愛媛県にとっては12年間加計ありき」と国会で熱弁ふるった加戸前愛媛県知事は、日本会議愛媛県本部
の相談役。なんだ、友達の輪のひとりだったのか。なるほどねえ!!
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-51cd.html
与党議員の質問内容や首相・大臣の答弁を細かく分析すれば、この問題が限りなく「黒」に近いと分かります。
逃げ切れると思っているようですが、こんな人達と侮辱された我らはどこまでも追いかけますよ。