常陸大宮里山日記

茨城県の北西。久慈川と那珂川に囲まれた、常陸大宮市のなんだか暖かい里山の暮らし。

白い彼岸花

2011-10-14 19:27:47 | 里の話
あるお宅のお庭で白い彼岸花を発見。
初めて見た。珍しいのかな。


ほんとに真っ白。


ネットで調べたら、彼岸花には、よくある突然変異で、
珍しいわけではないようです。


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稲わら

2011-10-13 22:18:41 | 里の話
常陸大宮でよく見かけるおだがけ。
おだがけには、おまけがついてくる。


天日干しで乾燥した稲を脱穀した後の稲わら。
この稲わらは、牛の餌や敷料にするために、畜産業関係の人たちが買い取ってくれる。
常陸大宮市は畜産業が盛んなので需要は大きいらしい。


稲わらは、コンバインで稲刈りするときに、裁断して、田んぼにすきこんだり、
まいた稲わらを焼いて灰にしてからすきこんだりすることも多い。
いい肥料になる。


長い経験で、農家さんたちは、自分の田んぼに適する方法をよく知っている。

今年は、稲わらの放射性物質検査が終わるまで
なかなか買い取りの人が来てくれなくて、みんな心配したって。

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おだがけ

2011-10-11 21:44:20 | 里の話
常陸大宮の象徴とも言っていいんじゃないかと思う。
秋の田んぼのおだがけ。


天日干しでゆっくり乾燥させるので、乾燥機を使うよりおいしくなるよ、と。


量が多い農家さんや本業が忙しい人は、近所の人から乾燥機を借りたり、
農協のライスセンターを利用したりするそうです。
当然、手数料がかかるので、自家消費用だったら、おだがけして安く、おいしく、お米をつくる。
常陸大宮は、兼業、小規模の農家さんが多いので、おだがけも多い。
でも、機械を使いやすくして、楽ちんになってるはずの広い田んぼでも見かける。
常陸大宮の農家さんて、おだがけが好きなんだと思う。


おだがけ立てるのって、技術力と労力が必要。
9月の台風15号で、たくさんのおだがけが倒れた。
倒れたまんまだと数日でお米が発芽してしまうので、あわてて作り直してました。
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子安観音

2011-10-08 17:27:56 | 歴史
大宮地域の小場新町の県道沿い。
きれいに草刈りしてある道路に面した斜面に、いくつかの石碑とともに
子供を抱いた観音様が祀られています。






この観音様は、膝を立てた如意輪観音ですが、ふところに子供を抱いている姿です。
こういった姿の観音様を子安観音と呼び、常陸大宮、特に大宮地域では多く、
江戸時代の1700年代から明治時代まで作られました。
この観音様も1700年代に作られたもののようです。
子安観音を建立し、信仰していたのは、集落の女の人の集まりであった子安講。
かつては、出産子育ては命がけでしたから、
年に何回か、決まった日に、女の人が集まって、励ましあい、悩みを相談しあい、
安産や子育てのお祈りをしたそうです。
子安講は、どこの集落でも行われていました。
現代では失われてしまった子安講ですが、
今でいう子育てサークルや赤ちゃんの駅みたい。
昔も今も、町でも里でも、母親たちの苦労は変わらない。



かわいい三毛猫が、羽虫でもいるのか、遊んでいました。
私に気づくと逃げて行ってしまいました。

コメント (2)
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草穂波

2011-10-06 22:24:06 | 里の話
台風15号のあと、9月の末には常陸大宮の稲刈りは、ほぼ終わり風景が一変。
そんななか、なかなか稲刈りしない田んぼ。


田んぼの畔の札に、「クサホナミ」「飼料米」。


調べてみたら、これは家畜の餌となる飼料米。
飼料米は、実りが遅い種類があって、クサホナミは特に遅いらしい。
今も刈り残っているのはほとんど飼料米。
伊勢畑でも広い飼料米の田んぼがあった。
思ったより飼料米の田んぼ、あるみたいです。

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