去年の、大相撲九州場所で買った相撲協会の手拭いが何枚かある。
何を作ろうかな~?と考えていたら『あずま袋』を思い付いた
『あずま袋』は亡くなった母の得意技だった。
母は殆ど視力が無かったが、針に糸を通すのは老眼の人より上手だった。
どうするか見ていると、針の穴を明かりの方に向けて糸を通すのである。
なるほど、針の穴は明かりにかざすと良く見える。
ほとんど手探りだから縫い目は大きく不揃いだったが、
簡単な繕い物やお手玉とか袋は器用に縫っていた。
手拭いを貰うと、あずま袋を作る。
「簡単だからアンタも作ってごらん。」と、言われたことがある。
「三つに折って、こことここを縫って・・・」と教えてくれたけど、私は作る気全く無しで、
「わから~ん。」と素っ気なく答えたものだった。
母が亡くなって4年が過ぎて、やっと、作ってみる気になった。
こうだったかな?と縫ってみると超簡単!
手拭いを利用すれば、布端の始末も楽。ただ、ちょっと形がいびつになる。
縫った後にネットで調べたら、ヨコ:タテ=3:1 の布で作れば仕上がりがきれいらしい。
先に調べれば良かった。
でも母の作ったのもこんなもんだったな。
ネットでは裏地を付けたり、レースを挟んだり、角を丸くしたりと、色々なバージョンが紹介されてた。
又、時間があるときに作ってみようと思う。
それにしても、母がどこかで見てたら笑ってるだろうな~!?