昨晩は吉永小百合主演の話題作『ふしぎな岬の物語』を観た。
同年代の小百合さんは、ずっと私の憧れである。
若い頃は日活の映画館によく通ったものだ。
『ふしぎな岬の物語』は2年ほど前に公開され、数々の賞に輝いた作品らしい。
たしか新聞にも「全世界が泣いた」とか載っていた。
だから、とても楽しみにしていたのだが、何か肩透かしを食った気がしている。
岬の小さな喫茶店の女主人を軸に、織りなす人間模様が描かれているわけだが、
観終わって、なにがテーマだったのか掴み取れないでいる。
年齢と共に、大切なものや人がもぎ取られていく、そういう寂寥感は私にもよく解ったが、
何がどうしてこうなったのか、流れに唐突感があるのだ。
(もしかしたらカットされたシーンがあるのかも)
私に洞察力がないせいでもあるが、全く、サユリストのためだけの映画だった気がするー、
と、さっき娘に話したら、
「お母さん、そんなことブログに書いたらサユリストから袋叩きにされるよ(笑)」
と前置きして、
「お母さんだって、例えば結弦くんが主演だったら、彼が大写しになる度に
『キャーゆづ~っ♡』って大騒ぎして、話の筋なんてどうでも良いんやない?
それと同じよ。サユリストにとってはテーマがどうのこうのじゃなくて、
吉永小百合に会えるだけで堪らんのやないん?」
「はぁ~なるほど~そうやねぇ」
比較に結弦くんを出してくるとはさすが!
これには納得しましたわ~。