今日はお寺のお彼岸法要です。
今年はコロナの所為であらゆる行事が中止になっていましたから、
久し振りのお参りでした。
感染防止のため、恒例のお斎は無し。マスク着用はもちろんのこと、
アルコール消毒、椅子もソーシャルディスタンス。
布教使さんの前には大きなアクリル板設置と、
万全の対策が取られていて、安心してお参りすることが出来ました。
今日のご法話は、この世の苦しみと阿弥陀さまのこと。
生、老、病、死の四つの苦しみに、
☆愛別離苦(あいべつりく 愛するものと別れる苦しみ)
☆怨憎会苦(おんぞうえく 会いたくない人に出会う苦しみ)
☆求不得苦(ぐふとっく 欲しいものが得られない苦しみ)
☆五陰盛苦(ごおんじょうく 体の機能を失っていく苦しみ)
この四つの苦しみを加えた八苦から守って下さるのが、阿弥陀さまである。
私たちの痛み、苦しみに対する人々の同情は、時に優越感をも含んでいるものだが、
阿弥陀さまは同体としてお慈悲の心を持ち、寄り添って下さる。
それは親の心と同じである。
共に生きて下さる阿弥陀さまの恩に報いる、感謝の言葉がお念仏である。
というようなお話でした。
今日の布教使さんはご自身の体験を交えてお話し下さったので、解り易かったです。
例えば、左手を怪我したときに、咄嗟に右手で押さえる、それが同体だ。と言う風に。
※ 写真はご住職さんから拝借いたしました。 合掌