雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

女とおれ

2012年09月10日 | ポエム

 女とおれ

おれの手を握りしめる
その人の名は おんな
おれを見つめるうるんだひとみ
その名は おんな
あなたの熱い汗は
おれの血に快く伝わり
あなたの八重歯は
宝石の様に光っている

抱きしめたいあなたは
確かに おんな
抱きしめようとする男は
その前に
おれでしかない‥‥
(1979)
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