BELAちゃんの実家は角田市にある。
築60年以上の古い家。
3.11東日本大震災でも柱が傾くなどの被害が出た。
同時にご先祖の墓石(棹石)が倒れるなどの被害もあって、少なからず出費がかさむことになった。
これは困ったなぁ。
お義父さんも心労のせいか食が振るわず、お通じもあまりよくないらしい。
困った困った・・・。
あんまり困って、僕たちは放菴の設計・管理をしてくれた設計士さんに相談してみた。
誰よりも木造建築と大工を愛し、その研究と工夫に日々を奉げる熱い人。
いまは被災地のあちこちで耐震診断に引っ張りだされている。多忙ですね。
やっと電話がつながり内容を聞いてもらう。
「柱がみな垂直でないの? んー、それじゃあね、角田市で罹災証明書取れるかどうかやってみてくれない?
建物診断で罹災証明とれればなんぼか修理代出ると思うから。」
「はあ、わかりました。やってみます。」
義父を説得して、渋々ながら市の調査員に来てもらうことになった。
それでも不機嫌な義父。
調査員に対する言葉でも「おメェらにこの家がわかるはずねぇベ?」という態度が見え隠れする。
おとーさん、ケンカ腰になるのだけはやめて・・・。
義父はだれよりもこの家のことを知っていた。
近所の大工さんが建ててくれた家。
基礎のない置石(ツカ石)に柱を立てて木組みをした家。
ヌキ(貫)と呼ばれる横板を利かせた家。
今の建築しかしらない若いやつにわかる筈が無い・・・。
そうかもしれないが、市の調査員だってこれがお仕事なんだからしょうがない。
柱の傾斜を測り、写真を撮って帰っていった。
一週間後、「罹災証明書(一部損壊)」が届いた。
「一部損壊かぁ。」
設計士さんはちょっと不満のよう。
「まあ、近いうちに拝見させてもらいますね。」
そうして2週間が過ぎた。
そのあいだ、お墓の修復、法事やらお義父さんは忙しくすごした。そしてまた少しずつ体調を悪くしていった。
2週間後、やっと設計士さんをお招きできた。
義父がまたケンカ腰になったらどうしよう・・・。
築60年以上の古い家。
3.11東日本大震災でも柱が傾くなどの被害が出た。
同時にご先祖の墓石(棹石)が倒れるなどの被害もあって、少なからず出費がかさむことになった。
これは困ったなぁ。
お義父さんも心労のせいか食が振るわず、お通じもあまりよくないらしい。
困った困った・・・。
あんまり困って、僕たちは放菴の設計・管理をしてくれた設計士さんに相談してみた。
誰よりも木造建築と大工を愛し、その研究と工夫に日々を奉げる熱い人。
いまは被災地のあちこちで耐震診断に引っ張りだされている。多忙ですね。
やっと電話がつながり内容を聞いてもらう。
「柱がみな垂直でないの? んー、それじゃあね、角田市で罹災証明書取れるかどうかやってみてくれない?
建物診断で罹災証明とれればなんぼか修理代出ると思うから。」
「はあ、わかりました。やってみます。」
義父を説得して、渋々ながら市の調査員に来てもらうことになった。
それでも不機嫌な義父。
調査員に対する言葉でも「おメェらにこの家がわかるはずねぇベ?」という態度が見え隠れする。
おとーさん、ケンカ腰になるのだけはやめて・・・。
義父はだれよりもこの家のことを知っていた。
近所の大工さんが建ててくれた家。
基礎のない置石(ツカ石)に柱を立てて木組みをした家。
ヌキ(貫)と呼ばれる横板を利かせた家。
今の建築しかしらない若いやつにわかる筈が無い・・・。
そうかもしれないが、市の調査員だってこれがお仕事なんだからしょうがない。
柱の傾斜を測り、写真を撮って帰っていった。
一週間後、「罹災証明書(一部損壊)」が届いた。
「一部損壊かぁ。」
設計士さんはちょっと不満のよう。
「まあ、近いうちに拝見させてもらいますね。」
そうして2週間が過ぎた。
そのあいだ、お墓の修復、法事やらお義父さんは忙しくすごした。そしてまた少しずつ体調を悪くしていった。
2週間後、やっと設計士さんをお招きできた。
義父がまたケンカ腰になったらどうしよう・・・。
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