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高見倶楽部とその周辺



 美術館に行った帰りに、
高見の山(丘)越えをしたら、
ここに出ました。 高見倶楽部です。

八幡製鐵所の迎賓館として建てられ、
現在のものは昭和3年(1928年)に、
旧来の建物を改造・増築したものです。

場所は旧電車通りから五条(大)橋を渡って、
高見の丘の方に真っ直ぐ行って、突き当たった道を、
右に曲がった所が正面玄関です。


昭和24年、昭和天皇が九州に巡幸されたとき、
宿泊された由緒ある建物です。
又、昭和38年、51年、55年に、
囲碁の名人戦・本因坊戦が行われています。

私事ですが、
昭和20年代後半まで電車通りの南側に住んでいまして、
高見倶楽部の思い出は、
家のすぐ近くに床屋があったのに、わざわざ倶楽部内の床屋に、母親に連れられて行っていました。 
(何故かって? 安かったからです。)

平成19年には、
旧本事務所(赤レンガ)、くろがね線宮田山トンネル、
大谷会館、河内貯水池など、と供に、
国の「近代化産業遺産群」に認定されました。

この辺り、大蔵から七条まで、製鐵所の社宅が所狭しと、
ぎっしり並んで建っていましたが、
今はマンション風の社宅(アパート)が数棟あるだけで、
あとは一般に開放されています。
(でも、一般庶民には手の出ない高級住宅街です。)

手前の4階建てのマンション風の建物が、社宅です。


高級住宅街です。
(桜並木は新しいようですが、古い桜も残っています。)





横を流れる板櫃川(大蔵川)沿いにあった商店街は撤去され、旧電車通りも大幅に広げられて、のびのびとした町に生まれ変わりました。




旧電車通りです。片側3車線あります。(中央町方面)


到津方面 (歩道も広く取られています。)



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