退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#106:まだだめです。

2013-08-25 07:09:35 | アメリカ便り
おとといは久しぶりに、ハッピーアワーでした。
4時間にいつものレストランで待ち合わせ、一週間ぶりでお酒を飲みましたが、マティーニをグラス3分の2ほど飲んだところで、またまた渋り腹。
皆を残して、急いで家に帰りました。
家についてからも、目の前が暗くなるほど非常につらい思いをしました。

昨日も周期的にやってくる渋り腹に悩まされました。
一応無難な広域に効く抗生物質が1日2回7日分、主治医から出ましたが、効いているんだか効いていないのだかわかりません。

アメリカの抗生物質、ほとんどが7日から10日飲み続けます。
子供達が小さい時は、10日間飲み続けるのがほとんどでした。
でもこの7,8年は5日間だけというのも出ていますが。
日本の抗生物質服用期間といえば3日間ぐらいでしたよね。
抗生物質の服用期間、日本の服用期間の短さが"耐性菌発生の原因”になると非難されたことがありました。
先日、ヨリさん救急車事件で病院に行きましたが、病院で処方されたのは5日分でした。
抗生物質が効く為には、血中濃度はもちろんのこと、服用期間にも非常に左右されます。
つまり長すぎても短すぎてもだめなのです。

ちょっとここでサイエンスのお勉強を少し。
1952年、薬剤耐性菌から宿主のDNAとは別に、小さな環状DNAが発見され、更にこの小さなDNAが薬剤耐性に関与しているということがわかりました。
この小さな環状DNA、プラスミッドというのですが、これが後々の遺伝子工学の花形となったのです。
これなしにして、遺伝子組み換え技術はありえなかったでしょう。
偶然が、サイエンスにおいての前進を招いたのです。
サイエンス、計算されてたサイエンスもありますが、こうやって偶然にに出たサイエンスも多いですね。

さてさて、今日はこれから娘の荷物をミネアポリスに運びます。
8時間運転、1000マイルの距離です。
一泊してきます。
禮ちゃん1000マイルまたキロメーターに直してください。

と言うことで明日のブログはおやすみです。

ハブグレはまたまた、近所の人に頼みます。
昨日、リンパ腫の犬のいる近所の人と道路で会いました。
まだワンちゃんがんばっているそうです。

ハブグレのマミー





#105: 今日はハッピーアワー

2013-08-23 13:28:44 | アメリカ便り
今日は久しぶりに、昔の仕事仲間、ジュディー、ロビン、べヴとハッピーアワーです。
仕事がなくなってから3年以上経ちますが、いまだに集まってわいわいやってます。
大抵は1ヶ月に一回位、4時に“ヤヤ”と言う、昔の仕事場の近くにあったヨーロッパカフェに集まって、2,3時間、酒を飲んでつまみを食べて楽しんできます。
ハッピーアワー、仕事が終わる時間の客足を狙って、それぞれのレストラン、バーでいろいろな企画がなされています。
大抵はビール半額とかおつまみ半額といったものですが。
昔は、ハッピーアワーといったら、タダの食べ物(バーベキュー味がどぎつい手羽先が一般的、後はメキシコ系とかなんだかわからないやつで、味より量で攻めてきます)が当たり前だったのですが、もう見ませんね。
せいぜいチップスぐらいでしょうか、タダなのは。
だから、昔はハッピーアワーで夕食をすますことができたのですが。
私たちは大抵、飲み物(ワインかコスモと言って変形マティーニー)を2杯ずつ飲み、おつまみはイカのフライ(こちらではカラマリと言う)、カラス貝(マッスル)みたいのをトマトソースの中で煮た物、カルパッチョと言って生のビーフを薄く切ったやつ、ニョッキーと言って変形パスタ、ピザといった中から2種類を選んで4人で食べます。

今日は私が帰ってきてからはじめての集まり。
本当は月曜日だったんですが、私の具合が悪くなり月曜が水曜になり結局は今日金曜日になりました。
日本でもアメリカでも私がいなければパーティーは始まらないといった所でしょうか。
このハッピーアワー、いつも計画は私です。

他に、“ハーフデイアウト”と言って(私が作った言葉ですが)、お昼を食べて映画を見て、そしてハッピーアワーなんていう、働いている人が聞いたら腹立たしく思われる豪華な半日もありますよ。
もちろんこれも私が計画しなければだめだけど。

私は日本人らしく、日本に帰るたびに皆にお土産を買ってきますが、今回は増毛に行った時に立ち寄った国稀酒造で購入した小さな小皿です。
値段も1個300円と手ごろでした。
これも皆、きっと気に入ってくれるでしょう。
それといつもジュディーには“さきいか”を買ってきます。
この人、私とオフィスも実験室も20年間一緒だったので、私の食べるものは何でも食べます。
でもジュディーは100%スペイン人の血が流れているので、もともと何でも食べる人でした。

暮か春先に帰国した時は、その年の干支の置物を皆に買ってきます。
もうだいぶあつまっていると思いますが。

日本人といえばお土産ですよね。
どこに行っても、お店に行って皆のことを思いながらお土産を買う。

これも貴重な日本文化です。

では行く準備をするのでこの辺で。

ハブグレのマミー


#104:アメリカの医療は好きです。

2013-08-22 10:52:20 | アメリカ便り
スイートポテトさんのコメント
ジャーナリズム、耳を傾ける人がいなければ意味がありません。
アメリカのジャーナリズムが優れていられるのは、やはりそれを聞く人がいるからじゃないでしょうか。
投票率55%あるかないかの日本、本当のジャーナリズムが育つ環境ではないと思います。
それに、“アメリカの白か黒の文化”、日本の“な~、な~文化”、別にそれが悪いとは言ってませんが、との違いもジャーナリズム発展に影響していると思います。
政府の内情、根本的にはアメリカも日本も同じだと思います。
桁が違うと思いますが。

話をすっかり変えますね。

先日、具合が悪くなった時、主治医に電話して抗生物質を出してもらったと書きました。
私の主治医はもう30年同じで、今では退職真近ながら、病院長的役割も果たしています。
この5年ほどは、そちらのほうが忙しく、患者を週、丸1日しか診ません。
だから、年一回の健康診断、半年以上前から予約を入れておかなければなりません。

ここで、皆さん“じゃ、緊急で診て貰いたい時はどうするのだ”とお思いでしょうね。
そこは心配ないのです。
前にも言いましたがアメリカ医療、患者の医療費が高いのと同様、医者が払わなくてはいけない“医療ミスのための保険”も桁違いに高いです。
だから日本みたいに個人医院なんて存在、ありえないです。
なんでも告訴の国民を相手にしていたらいっぺんで潰れてしまいます。
だから、総合病院に独立したオフィスがいくつもあって、それぞれのオフィスに医者が4,5人から10人くらいいて、保険の面でも、診察面でもお互いをカヴァーし合って働いています。
だから、もし私が急病になった時主治医がいなくても、一緒に働いている医者の誰かが見てくれる仕掛けになっています。
時間外に電話すると、交換が出て、主治医または、当番の先生と話せるように手をうってくれます。
それに備えて24時間開いている薬屋もあちらこちらにあります。
日本ではどうなっているのでしょうか? 
オフィスが閉まったらもう電話がつながらないから、救急車を呼ぶ、または、救急病院に行くしかないのでしょうか? 
24時間対応のオフィスは、患者に安心感を与えてくれます。
私は、医療関係はアメリカが好きです。
医療費が異常に高いという面を除いたらね。
それにアメリカの医者はお友達みたいです。
もちろん、稀に権力を誇張したい医者もいますが。
だから何でも尋ねることができる。
自分の健康は医者任せにできないことを心得ているアメリカでは当然のことですが。

今日は、ハブちゃんと病院訪問の日ですが私の体調が戻っていないため中止しました。
抗がん剤治療中の患者さん相手に、病気をうつしたら大変なので。
だから久しぶりに老犬グレーシーと3人で公園に行ってきました。

ではまた。
ハブグレのマミー

PS.チョッキ、コメントありがとう。
本当にあなたのお父さんを含めたその他の多くの人達に、親父は迷惑をお掛けしました。
当時だったからやっていけたのでしょうね。

#103:シリアの化学兵器使用?

2013-08-21 11:36:19 | アメリカ便り
今朝、アメリカのニュース番組では、シリア政府軍による化学兵器使用によって、市民の間で少なくとも100人の死者が出ていると発表していました。
今朝の段階では、化学兵器使用が本当かどうかは、確認が取られていないとのことですが。
今までも数回使用されていたといわれているシリア軍の化学兵器説、その確認の為、国連が調査団を送ったばかりでしたが。

化学兵器といえば、第2次イラーク戦争を思い出します。
アメリカの第2次イラーク襲撃は、イラークが大量殺人兵器(化学、生物)を隠し持っているとの推測で行われたものでしたが、結局はイラーク内からは、最後までそのような兵器は何も出てこず、当時のブッシュ政権は、その事実を隠すのに随分骨を折ったようでしたが、結局は露見してしまいました。

今回、最初からシリアの化学兵器使用疑惑は出ていたのに、どうしてアメリカは介入しなかったのでしょう?
シリアとイラーク背景の違いには何があったのでしょうか?

素人の私には良くわからないことですが、オイルでしょうね。
当たり前ですが。
当時のアメリカ政府、無能なブッシュ大統領より実際の主権を握っていたといわれるのが、副大統領ディック チェイニでした。
その人がCEO(社長)をしていた石油会社(ハリバートン)が、イラーク戦争勃発に複雑に関与していたと言われました。
まるで映画で見るようなことが実際に起こっていたです。
そして、感心することは何年経ってでも、アメリカのジャーナリズムと言うのは、このような真実を追究してそれを、市民に教えるということでしょうね。
きっと政府からの弾圧も沢山あるのでしょうが、それにへこたれずに真実を国民に教えてくれるということに私は、関心と感謝が絶えないです。

ところで日本のジャーナリズムはどうなのでしょうか。
ジャーナリズムの発達していない国は本当の民主主義の国ではないと思うし、ジャーナリズムによって明らかにされた真実に耳を傾けない国民は、民主主義のありがたさがわからない国民だと思います。

インターネットの発達した今、世界各国のジャーナリズムを大いに活用することもグローバル化につながると思います。

今日のブログは、ちょっとまとまっていないかも。
ハブグレのマミー


今日の体調は本調子の85%程度まで回復してきた感じです。
でも頭が回りません。




#102: 病気になって健康のありがたみがわかりました。

2013-08-20 13:41:09 | アメリカ便り
スイートポテトさん、道子コメントありがうございます。
書くということは楽しいことです。
そして、読んでくれている人がいるということはうれしいことです。
これからも皆さん読み続けてください。

スイートポテトさんのコメント、ラーメンですね。
私の観察によると、アメリカ人は“啜る”と言うことができない、と言うかしないというか。
どちらかと言うと“流し込む”のです。
ラーメンは100%“啜る”能力(文化)が必要ですね。
これ、前にも言ったかもしれませんが。
アメリカのラーメン屋で、2時間も居座られたらラーメン屋儲かりませんよね。
回転を早くしなければならない商売なのに。

一般的にいってアメリカ人は、自分が必要な時間は最大限にとる国民だと思います。
これは、レストランに限ったことではありませんが。
“自分のお金を払って来ているから、好きなだけいる権利を持っている”なのです。
つまり、利己主義。良く言えば個人主義。
店の外にまで並んでいる人達の姿が目に入るけど、気にならないのです。

ここでも、またすばらしい日本の文化を考える機会を与えてくれます。
日本人は、常に他人のことを考えます。
“他人を待たせてはいけない、他人に迷惑をかけてはいけない”とか。
トイレでも待っている人が沢山いたら、少しでも早く出ようとしますよね。
アメリカでこれを期待したらだめです。

今日はこれでおしまいにします。
まだ本調子ではありません。
力が出ません。
おまけに主人、ハブちゃんまで病気です。
主人は、咳と頭痛、ハブちゃんは道に落ちていた“なんか”を食べたそうで(娘によると)2度吐きました。
即、娘が病院に連れて行ってIVと薬を出してもらって12000円なり。
私は、主治医に電話して抗生物質を出してもらいました。
主人は、ただ耐えています、いつものことですが。