梅雨入前、7月2日、大分市・坂ノ一にある海部(あまべ)古墳群の
亀塚前方後円墳を見学にきました 。
5世紀初めに造られた大分県で一番大きい前方後円墳で、
国の史跡に指定されています。
一面に白い玉砂利が敷き詰められ、
朱色の埴輪(レプリカ)が並べられています。
後円・中央部の石棺。
長さ3.3m 幅1.1m 厚さ 10cmの大分産の緑泥片岩で造られ。
遺体の石棺には鎧、鉄剣、装飾品など、
第二石棺でも勾玉、碧玉管玉などのが出土。
下は奈良県・明日香村の石舞台古墳の石室 。
曽我馬子の墳墓ではないかと言われ。
天皇よりも権力を得ようとし、天皇をしのぐほどの墳墓を造り、
中大兄王子と藤原鎌足により蘇我氏が討たれ。
見せしめのの為、墳墓を暴いたのではないかと言われています。
石舞台を訪れた時のブログも載せておきます。
「日本古代遺跡ミステリー探訪の旅」
墳部の最上部から南部方面を望むと大分平野が広がり。
墳部最上から北方を望むと別府湾が近くに望めます。
円墳最上部に飾られた朱色の埴輪(レプリカ) 。
全長116mあり、墳丘は3段に築成され、
各段には埴輪が並べられ、張り出し部から
家形、盾形埴輪が飾られ特別な場所でないかと言われています。
海部古墳資料館、玄関ホール 。
亀塚古墳の説明文 。
亀塚古墳の全容レプリカ 。
古宮古墳石室、説明文 。
古宮古墳石室のレプリカ 。
船形埴輪の説明文 。
長原高廻り2号墳出土、船形埴輪のレプリカ 。
三角板革綴短甲レプリカ 。
出土した太刀、鉄剣 。
飛山横穴群第5号墓から出土のガラス小玉 。
大分平野の農産物と別府湾の海産物とで豊かな生活を営み、
地方豪族として大きな力を得ていたのかもしれません 。