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ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

あるファシリテーターのスキルアップポイント

2017-10-14 | 雑念
小雨が降っていた。

中学生のチームビルディング
どうやら僕が担当する班は元気なメンバーが揃っていたようだ。学校の意図があったのかもしれない。

アイスブレイクをしながら「これは早めに進められる」と見立てた。

お互いの名前を覚える活動もせず、体を動かす中で彼らのモチベーションが上がるポイントを探っていった。

そして早めに課題解決へ
あまりやらないフープリレー
タイムトライアルはあまりやらないんですよー
と活動前に仕事仲間と話をしていたばかり

体育館での活動だった為、
課題解決を彼らの活動の様子を見ながら
フープリレーがマッチしていると踏んだ。

ふざけながら活動を最後までやり遂げようとする彼らに好感を持った。

目標タイムも達成したが、3回のチャレンジのうち2回目で目標をクリアした彼らの3回目はグズグズになってしまった。

彼らは午前中の話で悔しがっていた。

午後はエレメントがある野外へ

それでも雨は降ったり止んだり
ニトロは彼らの運動能力と人数を正しく捉え
バケツとボールを持たせたバージョンが
難易度抜群に設定できた。

「クリアするまでに15回ほど失敗し、
活動時間は30分程度」

この難易度がニトロにおいてのベストだと思った。参加者の感情の動きも大きかった。

そのまま隣のウォールへ
彼らの様子と能力に「彼らに相応しいのはウォール」と判断

これも残り時間と関係性からルール設定の難易度を下げ全員クリアを目指した。

結局、この「難易度の見極め」が出来るか出来ないのかがファシリテーターの力量の1つである。

「経験がものをいうから」というのは大きな間違いだと思う。

そのエレメントやアクティビティにどれだけ興味を持って本質を捉え、更には参加者の学びに寄り添えるかどうかだけがファシリテータースキルを高めていくと思う。

雨という条件がモホークウォークというアクティビティを選ばせないのも安全上の理由だけでは無いのだ。

彼らが1日体験としてのHAPを経験してチームを体験して達成感を感じたり、自分自身の課題を見つめたりする時間になったことを最後のリフレクションで共有することになる。

僕自身も彼らとの関係性を楽しみながら、表情から読み解く彼らの感情に未来を感じた。

もっと深く関わりたいなぁと強く思った。