山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

つながった感動

2019年12月04日 | 日記とレシピ
 夜勤の翌朝、朝食を食べているときに、妻から、「昨日、○○さん(弟)から粕漬けが届いていた。」との報告を受けた。パタパタしていたので、確認もできずに勤務先へ。
 帰宅後、確認してみると、いつもの「あれ」です。色んな種類の魚が粕漬けになって包装されたパック。我が家族は、これが凄く美味しくて大好きなんです。ただ、ネックが、「美味しさが失われていくので、早めにお召し上がり下さい」みたいな取扱説明書。つまり、届いたからには、この素材の旨さが損なわれないうちに優先的に調理して欲しいってことなんですよね。もちろん、調理します!
 そして、このお方も、「T-1000」には及ばないものの一筋縄ではいかないお相手なんですよね。

これが届いたときの状態


  ≪魚の粕漬け焼き 開眼モード≫
 調理と下ごしらえの部
 ・酒粕をていねいに洗い落とす
 ※粕が残っていると、熱したときに焦げます

キッチンペーパーで水分を取ります

 ・フライパンにクッキングシートを敷いて、その上で焼きます(弱火)

 ※非常に焦げやすい(変身しやすい)ので、監視の目は緩めません
  蓋をしながらなので、気を遣います

 5分ぐらいして切り身を観察して気付いた。下の方から色が変わってきてるではないか。もしかすると、これって、肉料理の加熱判断が使えるんじゃないの?
 焼いて裏返す系の肉料理では、この加熱側の色の変化が重要な目安なのだ。
 もちろん、加熱の仕方は大違い。肉料理では強火が基本。今回は、デリケートな弱火。それでも、火の通り方は、同じ見方で判断してもいいのではないかなあ。
 身が崩れないように裏返してみると、

うっすらと焼き色が付いています

 「間違いではなかった!」
 ・裏面を3分ほど焼いて火を消し、そのまま蒸して出来上がり(旨そう!)
 ※裏表の順番が逆かも??ま、結果オーライということで
 感動です。今まで、粕漬けの魚料理は、焦げないように焼き上げることばかり考えて、おっかなびっくりで焼いていました。ところが、その焼き方が、これまで肉料理で蓄積してきた技術でカバーできる同じ仲間だと初めてに気づけたのです(火加減は違うけど)。
 今までの知識と別の知識とがつながり、広がった!この、ゾクゾク感、たまりません!!

妻のドンコ料理とコラボです

 ありがとう、弟よ。おかげで、みんなで『美味しい』を共有できた。そして、新たな発見の感動を味わうことができた。
 次の発見と感動を楽しみに、冬眠中のマタギは、夢を蓄えていきます。