山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

2つのミズ

2020年06月16日 | 山菜料理
 「季節の巡りに身を任せて」山菜を採ってきた結果がこれである。

本日の収穫物

左から、ネマガリタケ、ワラビ、アオミズ、アカミズ、フキ。途中にシオデが2本だけ。
 身を任せるのは良いんだけど、『欲タガリ』の本性が出てしまった感じ。これを美味しく食べるためには、かなりの手間が必要です。しかし、連れて帰ったからには、食べるしかない。ま、やるだけだ。
 ここで、段取りを考える。  ♩♩♬♪! ♪♬♫♩! ♩♩♬♪!♪ ♪♬♫♩! ・・・
 ワラビ ⇒ シオデ ⇒ アオミズ ⇒ アカミズ ⇒ フキ  で行ってみましょう。
 タケノコは? 焼くので、下ごしらえなしです。

汚れを取って


アク抜き

 ここで、『ミズ』について解説。ここ山形では、山菜のミズは2種類あります。アカミズ(ウワバミソウ)とアオミズ(ヤマトキホコリ)です。すごく似ていて、それぞれがすごく旨いんですけど、違いが幾つかあります。
まずは、色と形状。

こうして並べると、どっちがアオでどっちがアカか分かります


葉っぱを見比べると、これまた違います

簡単に言うと、ギザギザシワシワが『アカ』、比較的のっぺりしてるのが『アオ』です。色の濃さも少々違うかも。
 で、下ごしらえなんだけど、『アオ』の方がデリケートなので、雑に扱うと簡単に折れてしまいます。でも、おひたしにしたときの爽やかさ美しさは、こちらが勝ります。

葉を外して


茹でると

エメラルドグリーンの姿に。
 アカミズはアカミズで美味しいんですけど、美しさはアオミズです。

アカミズの葉っぱを外して


汚れをしごき落として


茹でて並べてみました

色の違い、分かりますか?
 ここまで、アオミズばっかりひいきしてますけど、アカミズの良さについては次回紹介します。
 次の料理は、フキです。料理そのものは、すごく楽しいんだけど、種類が多すぎ。もう、疲れた。眠い。
 「だから調子に乗らないでって言ってるのに。」と天使の囁き。
 「もう無理しないでお休みなさい。」
 「はい。そうします。」
 と言うことで、続きは、また明日。

  To be continued!