山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

冷凍フキの成果と課題

2020年07月11日 | 山菜料理
 お弁当その他用の常備菜にしていたフキの炒め煮が切れてしまった。これがないと、お弁当が寂しくなるんだよなあ。採りに行こうと考えたのだが、待てよ。
 先月採ってきてから冷凍しておいたフキがあったことを思い出した。「コゴミが美味しく出来るんだからフキだって」という思いで冷凍してみたのだった。

こんな状態で保存してました

果たして、うまく保存できてるかな?ちょっとドキドキしながら水にさらしてみる。

どうなるかな?

 開始から半日ですっかり解けきった。だけど、なんだか繊維ばかりが残ってやせ細ったみたい。
 アチャー、失敗かな。一応、かじってみると、フキの風味は残っている。
 これなら大丈夫!料理には使えますね。やってみましょう。

  ≪フキの炒め煮濃厚バージョン≫

 下ごしらえが済んだ状態なので、すぐに調理の部に入る(ここが、今回の成果であり課題でもある)。

 調理の部
 ・フライパンにゴマ油を熱し、フキを炒める
 ・酒、醤油、みりん各大さじ2と南蛮だれ小さじ1を加えて和える
 ※普通ならこのままじっくりいくんですけど、茹でて冷凍と解凍を経ているのでそんなに時間はいらないと思います
 ・顆粒出汁と鰹節1パックも加えます
 ※フキの風味が弱いので補強しました
 ・焦げ付かないように水分を飛ばしていきます

出来上がりました


 食べてみると、結構いけます。家族の評判も良かったのでホッとしています。
 今回やってみて分かったことは、いくらフキが丈夫でも、皮を剥いてから冷凍すると、解凍の時に旨みがかなり抜け落ちてしまうということ。
 つまり、旨みを残したかったら、皮を残したまま冷凍するって事。でも、皮を剥いて冷凍しても少しは風味が残るので、それでいいんだったら、今回のやり方の方が手間はかかりません。
 どっちを選ぶかは、その人の好みかな?
 次回どうするか?と問われたら、正直な所、どっちでも何とかなるから、その時の状況で決めることになるでしょう(皮付き冷凍もいつか試してみます)。
 それよりも、冷凍庫のスペースを考えると、昔ながらの”塩漬け”が一番かな、なんて考えました。

 たった一袋の解凍と料理ですけど、とても勉強になりました。

 フキさん、ありがとう。